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2013年05月06日

人を使うと言うこと

[つれづれなるままに]
友人の会社の話。

その会社は友人の会社の本社の子会社に当たる支店らしい。仮にS支店としよう。そのS支店で労働争議のようなものが起こっているという。人がやめても補充せず残業代も支払わない。そんな状況が長く続いたため、働いているものが総上がりしつつあるのだという。友人が言うには、そのS支店の責任者は昔労働組合の委員長をしていた男で、本来なら従業員の生活や労働環境に人一倍注意をするべき役割を経験したものだという。

それがいつの間にか労働者を人として扱わないようになってしまった。なぜそうなってしまったのか。

友人曰く。あいつはあの支店を任され、抜本的な改革をして業績を改善させた。その方法は結局は形を変えたリストラでしかなかったのだが、それが「人を絞れば成績は上がる」という成功体験として残ったのだろう。成績を上げることであいつは本社からかなり誉められたらしい。で、もっとよい成績を出すために人により大きな負荷をかける。そして褒められる。そんなことを繰り返し、2年が経過した。流石に2年も無理な負荷をかけられれば人も擦り減る。肉体的にも精神的にもだ。その見返りがあればいいが、残念ながらうちの会社にそんな見返りはない。いい思いをしたのはあいつだけで、その下のものはつらい思いしかして来なかったのだろう。

ついでにいうと、あいつは人間味が薄い。気遣いもない。言葉も厭味ったらしいし会話していても楽しくもなんともない。簡単に言うと「求心力が乏しい」んだよ。そんな奴に無理ばっかり言われたら嫌になって当たり前。以前から「あのままだと崩壊するよ」と指摘していたのに、結局はこうだ。人を人として対応しないからこんな事になるんだよな。業績なんてコンスタントに出し続けてこそ意味がある。100点が7回で0点が3回あるより、80点をずーっと撮り続けることが重要なんだよなぁ。その基礎となるのは「人」だ。厳しく接しつつも気持ちや意見は尊重しないと続かないよ。あいつはあの歳になってやっとそれに気がつくチャンスを得たんだろうけど、分からないかもしれんね。

まー、人間は感情の生き物ですからねー、とか思ったが、気持ちだけじゃなくて報酬も必要だろと思ったのは口には出さなかった。

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posted by oyajiman at 2013年05月06日 23:50:11



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