Linuxからアホ話まで、何でもありでござる

2013年03月14日

勝ち目のない戦いはするな

[だめだこりゃ]
俺の友人は最近いろんな業務が降って来て大変らしい。その原因は友人の本社の上司らしいのだが、とにかく何でもかんでも資料なのだという。調べて資料、検討して資料、資料を作るために資料みたいな感じ。そのくせ悲しいかな資料を読み取る力がない。字面は読めるがその先の想像力が働かないらしい。だから状況が少し変わればその状況を資料を持って報告させたがるのだという。

べつに報告は構わない。だが、状況を各要素に分けて、ある要素が変化すればどんな結果になるのかを推測しながら結果を見ていれば、その状況の報告を聞いただけで大体どんな結果になるのかはかなりの正確性を持って推測できる。全てを報告させるのは各要素に分解できないことの現れであり、そんな奴に何を報告したって結局は理解していないのである。簡単にいえばアホなんだよね。

そんな上司に使われるのは大変だ。上司であるがゆえバカにバカと言えない。だがそのバカは調子に乗ってなんでもかんでも要求してくる。最悪なのはバカな故に勝てない戦いも勝てると思い込んでいることである。外的状況を正確に分析できない奴に、自分の戦闘力など計測できるはずはないのだ。だからいい話を聞けばすぐサル真似をして失敗する。以前も書いたが、成功したのはやり方が良かったのではなく、成功したところがやっていた方法が「成功するためには」みたいに紹介されているに過ぎない。成功するところと同じくらい死んでいく企業がある。いや、死んでいく方が圧倒的に多いはず。だから失敗を前提に考えたほうが現実的だし、成功するためより失敗しない方法を選んだほうが生き残れる確率は高い。
「勝ち目のない戦いはしないものだ」
スターウオーズ・エピソード4でファルコン号がデススターのトラクタービームに捕獲された時、反撃しようとするハン・ソロにオビ=ワンが言う台詞である。いつまでも愚かなままなのはその失敗の責任を取らないからなんだろう。まるでドン・キホーテだよ。冷静に状況を分析している友人の目にはそんなふうに映るという。

戦わなければ勝つことは出来ないが、戦いを避ければ負けることもない。つか、勝てる相手にだけ勝つのがビジネスの鉄則じゃないのかな、なんて友人の話を聞きながら思った。


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posted by oyajiman at 2013年03月14日 00:45:00



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