昨日のオマーン戦は多少苦しんだものの、結果としては至極順当なものだった。後半途中から少々押し込まれたが、前田→酒井高徳の交代から落ち着きを取り戻した。BSではこの交代に疑問符をつけていた。中東勢と戦うとサイドに振られた時になぜかフリーになる事が多い。これは日本のシステムや戦い方ではある程度やむを得ない。それでも、今日のザック采配のようにサイドバックのオーバーラップを抑えつつサイドの上がりはキープする方法もある。これでセンターが少々薄くなるが、そこは本田がいればある程度カバーできる。とても理にかなった交代だと思う。この交代後、サイドのオーバーラップは減っても確実に試合は落ち着きを取り戻した。
その後FKで同点にされたものの、これはある程度は想定内の出来事。清武→細貝の交代でヤットを上げて攻撃力を上げつつ守備も破綻させないという、なんとも素晴らしい采配がこれまたドンピシャで、ヘロヘロながらも終了間際に勝ち越し点を入れるあたりがなんとも頼もしい。いやぁ、強くなったね。
これで日本は勝ち点13の一人旅状態。今日のもう一試合は崖っぷちのイラクがヨルダンに1-0で勝ち、中東勢は
戦前の予想通りに見事な足の引っ張り合いを演じてくれている。今の状況はこんな感じ。
ヨルダンは既に日本を勝ち点で上回ることができない。イラクもオマーンもちょっとムリ。日本の予選突破はほぼ確定したと言っていい。
なんだかこんなに緊張感のない予選でいいんだろうか・・・いや、強くなったことを喜ぶべきなんだろう。それはわかっているんだけど、手に汗握る戦いはアジアではもう出来ないのかもしれんね。
いや、それにしても4.5という枠の大きさがなせる業ですね。
ジョホールバルの時は第3代表決定戦だったわけなんで、両グループとも上位1チームしか出られなかったらもう少し緊張感出るでしょう。
とはいえ、この状況も中国が本気出して強化してきたらまた状況が違うんで、いつまで続くか…という感じです。またね♪