カズがフットサルで得点した模様。
震災チャリティーマッチのゴール、そのあとのカズダンスは今でも胸が熱くなる。
フランスワールドカップの本戦前に代表を落とされたあたりまでは、なんだか鼻につくところがあってあまり好きな選手ではなかった。しかし、その後は幾度の挫折(本人に取っては挫折ではなかったのかもしれないが)を乗り越えてきた。それでも年令による衰えはいかんともしがたく、出場試合数もどんどん減ってきている。そんな状況でもサッカーを続けていこうとする姿勢には本当に驚くし、尊敬に値する。その途切れない精神力の元はどこにあるのだろうと思っていたのだが、最近こんなエントリを見つけた。
パク・チソン「日本人のイメージは良くなかった」
まるで釣りのようなタイトルだが、内容は全く違う。かなりくるものがあったのでその部分だけまるまる引用。ますますカズを好きになったぜ。
「いいかい智星、自国以外でサッカー選手として生き残るのは本当に困難だ、最後までサバイバルする選手に一番必要なものは何かわかるかい?技術じゃない、そのクラスの選手の技術はみんな同じくらい高いからね、一番大切な事は、サッカーへの情熱、一途の献身、毎試合今日死んでも悔いはないという思いで試合に望む、サッカーに人生を賭ける選手だ」
「ブラジルでは貧しくて、ブラジル人なのに一生スタジアムに来れない人が沢山いるんだ。ブラジル人にとっては悲劇だよ」
「智星わかるかい?ブラジルで俺は試合前に必ずスタジアム全体を見る、この中でいったい何人の人達が一生に一回だけの試合を見にきたんだろうと思うんだ」
「すると全身にアドレナリンが溢れてきて喧嘩した直後みたいに身体が震えてきて鼻の奥がツーンとしてくる、俺はそのまま試合開始のホイッスルが鳴るのを待つんだ」
「うまくは言えないけれどこれが俺のサッカー人生だ、智星が本当にサッカーを愛しているならとことんまで愛してやれ。智星のプレーで全然違う国の人々を熱狂させてあげるんだよ、それは本当に素晴らしい経験なんだよ」