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2012年07月08日

フレーム強度とタイヤとチャタリング

[Bike!Bike!Bike!]
先日ちょっとだけ今時のレーシングマシンのフレーム強度について書いたけれど、アレな単なる聞きかじりでしかない。聞きかじりついでに言うと、今季MotoGPのHONDAのマシンはチャタリングに悩まされているらしい。チャタリングの原因はいろいろなことが複雑に絡み合っているようで、かなりの長い時間をかけても根本的な解決には至っていないという。

俺は自分のマシンから想像するしかできないが、深くバンクさせるとサスペンションの効果が薄れるのは実感できた。また、タイヤを潰したあとの挙動もタイヤによってかなり違いがあることもわかってきた。前のRoadAttackではタイヤが潰れたあとの戻りの挙動はどんな状態でもとても素直なものだった。現在のPilotPowerも通常は全く問題がないが、ちょっとタイヤをこじったような状態でタイヤを潰した時、その反動でタイヤが左右に振られることがあるようだ。ほんの一瞬なのだが、バンク中にフロントブレーキをキュッと握った時の挙動を小さくしたような反動が出るときがある。

昔々の話だが、俺の乗っていたCBX400Fは相次ぐ転倒につぐ転倒で最後のほうはあまりまっすぐ走らなかった。そのマシンにちょっとグリップのよいタイヤを履かせたら、ハンドルのブレがよりいっそう大きくなった。そりゃそうだ。車体やホイールのブレまできっちり路面に伝えてしまうのだもの、ブレてあたりまえなのである。同じ車体でもグリップしないタイヤだと多少は車体は安定した。

HONDAのMotoGPマシンのチャタリングもそんなことなんじゃないかと思う。フレーム剛性とサスペンション、それにタイヤのグリップ力やケースの特性が複雑に絡み合って起こっているのだろう。240ps以上、時速300km/h以上というトンデモなマシンにかかる荷重や応力は半端じゃないのだ。ほんのちょっとの「何か」が信じられないような現象となって現れる世界なんだろうなぁ、なんて改めて思った次第。


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posted by oyajiman at 2012年07月08日 01:00:00



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