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2012年06月10日

サッカー文化みたいなもの

[決めてくれ~~]
先日のヨルダン戦後、DF今野のコメントに「ボールが収まる」という表現が何度か出ていた。南アフリカワールドカップ前の代表と今の代表で何が一番違うのかと言うと、多分トラップの精度ではないかと思う。今の代表はとにかくトラップがうまい。強いパスでも普通に止める。ほんの数十センチの差でしか無いのかもしれないが、次の動作に移るコンマ何秒の差が大きな差となっているのかもしれん。次の動作を早くするには、技術もさることながら思考スピードも上げなくてはいけない。これとてパスをはじめとする全体のスピードが上がれば、自ずと早く考えざるを得ないだろう。

昨日BSでJ2のダイジェストを見たが、数年前のJ1くらいのレベルになっているような気がした。いつの間にか国全体がレベルアップしている。デカモリシをそのダイジェストの中で見つけて、全体のレベルアップの早さを再認識した。言うまでもなく、デカモリシは上手くて強い選手だ。その選手がJ2にいるのである。あのレベルの選手でさえ、周囲のレベルアップのスピードについていけなかったのだ。恐るべき進化だ。

解説者とかもそうで、名波、福西などは代表レベルの視野で試合を解説するので聞いていて楽しい。それに引きずられるように、あの松木までもが的確な解説をし始めている。松木はクレバーなので時代(というかバカなマスコミ)の要求にあった仕事をしているのだろう。あのバカみたいな解説は、その(バカなマスコミが想定した)視聴者レベルにあわせたものだったのだろう。

いつの間にか日本のサッカーに「文化」と呼べるようなものが根付いた気がする。アマチュアしかなかったころからのサッカーファンが、いつかこんな時代が来ればいいなぁと思っていたことがすでに現実となってきている。ワールドカップで3回優勝しているドイツも優勝するまでプロ設立から50年かかったという。日本はまだ30年経っていない。それでも、代表の試合を見ていると、サッカーの中堅国の仲間入りはできたかもしれないなぁと思う。

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posted by oyajiman at 2012年06月10日 08:32:34



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