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2012年05月19日

警察の取り締りと交通事故に相関関係はあるのか

[つれづれなるままに]
俺の住む仙台は、昨年の大震災以降パトカーや白バイの姿がめっきり減ったように思う。バイクに乗っていてもパトカーや白バイを見ない日のほうが圧倒的に多いのである。多分震災被害の大きい沿岸部へ出動しているのだろう。ただ、これはあくまで俺の感覚でしかない。そんな感覚を前提にした話でアレだが、パトカーや白バイが減って交通事故は増えたのか減ったのかが少々気になった。

調べてみると、平成23年の宮城県の交通事故(人身事故)は減少したようだ。

交通事故の発生状況と死亡事故の特徴  宮城県警察HPより抜粋

ただ、この表の下にある「全国及び東北の死者数」を見ると、大幅に減少しているのは福島・青森・宮城で、津波で大きなダメージを受けたために車の台数自体が大きく減少した結果かもしれん。それでも実数だけを見た場合は平成23年の交通事故は大幅に減っている。

これは宮城県全体の数値なので、仙台市はどうか見てみる。

仙台市の事故より抜粋

仙台市はさほど減っていないので、震災被害の大きかった地区で事故が減ったという推測は正しいように思う。とはいうものの、震災以降は仙台市内でパトカー・白バイをあまり見かけなかったのも事実。この状況だけで考えると警察の取り締りや巡回と事故は関連性がない、というか、負の相関関係(警察がいないほうが事故が減る)と見ることができるかもしれない。

では今年はどうかというとこんな感じらしい。(仙台市 5/15現在)
発生件数 死者 負傷者
当日 数 37件 0人 51人
前年比 +4件 ±0人 +13人
当月 数 399件 1人 523人
前年比 +102件  ±0人 +124人
本年 数 3,777件 25人  4,816人
前年比 +664件 -9人 +845人
前年5月17日 42件 0人 57人
(上記の数値は概数です。)
交通事故日報より


今年はなんと事故の数が前年121%となっている。これはもう大変である。ただし、死者数は減っているので単純に届出があった事故が増えているだけかもしれない。それでも昨年に引き続き今年も死亡者数は減っている。まぁこれも交通事故による死者は事故後24時間以内に死亡した人のみカウントするとかいうやつのマジックかも知れないので断定は出来ない。逆に事故数と負傷者はトンデモない増え方だ。

最初にも書いたとおり、残念ながら警察の取締り数や巡回頻度がどのように変化しているかのデータは探せなかった。よって、これだけで事故と警察の活動の相関関係を具体的なデータで示すことは難しい。だが、これらのデータを見る限り、取り締りや巡回と事故数に相関関係を見出すことは難しそうな気がする。まぁ、こういう存在意義を問われるような話は警察からは絶対に出てこないだろうけどなwww。

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posted by oyajiman at 2012年05月19日 01:00:00



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