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2011年09月16日

ネットは意見の多様化を促進すべし

[これでいいのか]
先日の鉢呂経産大臣の辞任は、見ていてちょっと不思議だった。まず「死の街」という言葉だが、会見を聞いていて特に違和感は無かった。絞り出すような言い方だったからだろうか。「死の街」ではなく「廃墟」とか「ゴーストタウン」とかだったらよかったのか?

その後に取ってつけたように出てきた「放射能をうつしてやる」というニュアンスの言葉も不思議だ。この言葉を本当に鉢呂氏が口にしたのかどうかは不明なようだが、既成事実は口にしたことになっている。

その一方で、こんな記事も出ている。

当事者が初めて語った「放射能失言」の裏側!鉢呂経産大臣は原発村を揺るがす 「原発エネルギー政策見直し人事」 の発表寸前だった  | 長谷川幸洋「ニュースの深層」 | 現代ビジネス [講談社]

こういう陰謀説は読んでいておもしろいが、こちらも事実かどうかは不明だ。しかし、「放射能をうつしてやる」という言葉を口にしたかどうかも不明なので後はどっちを信じるかみたいな話になる。

それにしても日本のメディアは偏った報道しかしない。最近の話題でいうと、電気消費量を抑えるにはTVを消すのが効果的らしいが、そういうことは既存メディアは一切流さないなんてこともあった。メディアも慈善事業ではないので、金を流してくれるところに強く出れないのもわからなくはない。問題なのはそのメディアが全て同じ方向しか示さないことだ。やはりここは低コストで情報を提供できるネットに活躍してもらうしかないのだろう。メディアが経済的な問題で流せないようなことも、ネットなら流せるからだ。

だからと言ってネットに「正義を追求しろ」なんてことは言わない。しか、低コストで発信できるということは今までの利権構造をぶっ飛ばしても採算ラインに乗る可能性が高い。ネットは、既存のメディアがしがらみで発せられない対極的な意見を流すだけでいいのだ。いままで知ることが出来なかった情報が流れてくるだけでも存在意義がある。判断は情報を得た人に任せればいい。そんなことを思った鉢呂経産大臣の辞任劇だった。


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posted by oyajiman at 2011年09月16日 23:00:00



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