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2011年08月29日

論理回路のない奴多すぎ

[これでいいのか]
先日の会議でつくづく思ったのだが、世の中論理回路を持っていない奴が多すぎる。

先日の会議で話題になったのは生産性で、飲食店などでは「生産性」というと人時生産性などを指す場合が多い。この生産性は一般的には「粗利高÷労働時間数」で表すものだ。生産性をあげるにはどうしたらよいかと言うと答えは簡単である。それは生産性の式から導き出されるように、労働時間は増やさず粗利を増やすか粗利は増やさず労働時間を減らすしかない。もっと正確に言うならば、粗利の増加率が労働時間の増加率を上回ればよいのだ。答えはそれだけでしかない。式で言うと「粗利増加率>労働時間増加率」これだけだ。

もう一段踏み込もう。粗利は「売上ー材料費」で表される。ここで売上増加率をa,材料費増加率をbとすると、粗利をあげるためには元々の材料費率<a÷bであればよい。

さらに踏み込むと、売上は販売商品×販売数の合計だ。材料費も販売商品別材料費×販売数の合計である。また、労働時間も業務内容によってさらに細分化されていく。この様に、命題となる生産性を構成するパーツ一つ一つに分けていくと、大体ポイントが見えてくる。

それなのに、実際の会議とかでは、細分化が非常に曖昧模糊とした状態で討議が進められるだけでなく、パーツに分解した場合に全体から占める割合が非常に少ないパーツに議論が集中する場合が多い。なぜ「そんな枝葉末節のことを議論したってなーんにも効果出ませんよ」って話で盛り上がるのか理解できないのだが、当の本人たちはそれがまさに最重要課題だと言わんばかりだ。アホか。

なぜこうなるのか。それは物事を理論的にとらえられないやつが多すぎるからだ。客観的なデータを元に理論を組み立て、起こりうる場面を想定してデータを加工する。それは感情や思い入れなどはまったく必要のない世界であり、単に場合分けして行くだけなのに、なぜかそれが出来ない。というか、そういう奴に限って場合分けを進めようとすると「そんなの分からないだろう」とか「いろいろな要素がからんでいて一概には言えない」とかといって思考を停止させるのである。だったら人に任せず全部自分でやれよ。俺はお前の頭の中など知るよしもないし知りたくもないのだからな。


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posted by oyajiman at 2011年08月29日 23:00:00



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