社員を不幸にしないと成り立たない業界
そうなんだよね。「社員に薄給でオーバーワークを強いないとどの会社も利益が出ない水準になってしまっている産業」って確かにあるんだよね。飲食業とかもその傾向が強くて、お客は必ず安くておいしくてボリュームがあって良いサービスを求めるけれど、提供する側にはどうしても限度ってものにぶち当たる。それでも隣の店が自分のところの限界を越えた商品やサービスをし始めると、そのままでは客をとられて死ぬだけだから同じような水準にまで無理やりでも持っていかざるを得ない。
その時に削られるのは、まず人件費。言葉では「生産性を上げろ」とか言うけれど、要は「もっと稼げ」ってこと。それでも最低時給とかが決まっているから、人を雇ったらなーんにも仕事が無くても勤務時間に対しては賃金を払わなきゃいけない。
これまでは正社員を減らして時給者とか派遣とかの単価が安くて切りやすい労働力を増やす方向で動いてきたけれど、それでも耐えきれなくなって正社員の賃金引き下げまで手をつけているところも多いはず。そのうち時給に換算したら、若い正社員の方がアルバイトより安くなるぞ。そうなれば、今度は正社員の方が安上がり、なんて事になるかもしれん。
ワーキングシェアとかよりも、最低賃金を今の半分とかに引き下げたら人員募集するところはグッと増えるだろうし、今より様々な形態の雇用が生まれるかもしれん。
時給380円とかでアルバイトしていたころは「金を稼ぐのって大変だな」というのが実感としてあった。それがおかしくなってきたのはバブルのころからだ。今じゃ楽して稼ぐの希望って人ばかりなのかな? まぁ俺もそれが理想だけど、理想と現実ってギャップが大きいんだよなぁ。
そうそう、おっしゃるとおり3ちゃんで凌いできたところが大資本に殺され、復活不可能なまま今に至っているというのも原因のひとつなんでしょう。こういう状態はこれからも続くでしょうから、少し昔みたいにみんなで集まって暮らしていくのがとりあえず現実的な対応策みたいにも感じます。大家族手当じゃないけど、3世代同居の家とかに手当てを出したほうが良いかも。
俺、そんな業態にどっぷりなんで強制関与なんですよ(泣)。
小売はともかく、飲食業も介護産業も以前は家庭内で済んでたから仕方ない面はあると思う
肉や野菜や米を買ってきて作れば、3世代4世代同居してればコストはゼロに近い(金銭的な意味で)
核家族化で分担する事が不可能な世帯が多くなった社会も問題があると思ったりする
社会の制度設計が耐用年数過ぎてるだろうなぁ そういう不幸にしないとなりたたないとこには出来るだけ関わらないで生きていきたいものです