Linuxからアホ話まで、何でもありでござる

2010年04月22日

どうでもいいことに興奮されても

[だめだこりゃ]
他人にとってはどうでもいいようなことを興奮しまくって話す奴がいる。こちらにとってはどうでもいい話しでも、本人にとってはものすごく面白い話なんだろうとは思う。しかし、そんな話には全然興味がないし、「だからどうしたの?」のような話をそんなに熱弁されても困る。ただ、同じように全く興味がない話でも、話す奴によってはものすごく面白い話に感じることもあるのは不思議だ。

なぜ同じ興味がない話なのに面白かったり面白くなかったりするのだろう。

面白くない話をする奴は、大体すべてが自分本位で話をする。自分が面白いと思ったポイントだけを自分の感情を尺度に一生懸命話をする。しかし、自分本位な話なので、その話を聞いても情景が想像できないことが多い。想像できないから「単なる言葉」としてしか聞くことができない。

それに対し、話のうまい奴は周囲の状況を話の中にちりばめながらも自分の感情はあまり織り込まずに話をする。状況を想像させることで体験を共有化させているのである。その場にいたような気分になれるので、興味のない話でも面白く感じるポイントが見つけやすい。人が面白いと思うポイントは人それぞれなので、話し手が面白いと思ったことだけを話しても感情の押し売りにしかならないのだ。料理を食べて「おいしい」とだけ言われてもどんなおいしさか分からないのと同じだ。

話が面白くないひとは得てして「自分=他人」だ。誰もが自分と同じ感覚を持っていると錯覚しているし、自分の面白いと思ったところはみんなが面白いと思うだろうと勘違いしている。これは会話だけでなくこういうブログとかの文章にも通づることで、まぁ、落ち着いて冷静に話せや。


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posted by oyajiman at 2010年04月22日 23:00:00



コメント

ぷえる

「魂は細部に宿る」という言葉がありますが、話し方にも同じ事が言えるのかもしれませんね。
物凄く喋りが巧くてすぐに誰とでも親しくなれる友人がいるんですが、話す内容は後から思い返すとわりかしどうでもいい話が多いのに(家族の話がとても多い、兄夫婦の話とか家族旅行の話とか両親の性格の話とか)そういった話を通じてそいつが知れる様な気がするから、仲良くなれる気を相手に抱かせるんだろうなあと感心した事があります。
ちょっと話が違うかな?(汗
2010年04月23日 09:27:29

oyajiman

いや、真面目に言葉の端端に本音って出ますよね。やりたくない事の話とか嫌いな奴と話したりすると、ちょっとした言葉の使い方に出てしまったりして焦ります。こうなるといくら態度で取り繕っても無駄なんですよね。

話がうまい人って、誰が相手でも相手を尊重している気がしますよ、ええ。
2010年04月23日 19:47:09

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