民主党政権になってからなにかとお騒がせなのが亀井大臣。今回も郵政関連法案で怪気炎をぶち上げている。
この政権になってから、建前は民主党が取り、本音は連立した他の党にやらせるという図式があまりにもはっきり出ていて面白い。今回の郵政関連は郵政関係者の組織票、ちょっとまえの借入金返済猶予制度も同じように自民にそっぽを向きつつあった層を完全に民主に取り込んで自民を殺そうという対策で、そういう「実があるが押すのはちょっと・・・」と言う事柄をグイグイ進めるのが亀井氏の役割なんだろう。
民主にとっても「本当は反対なんだけど亀井氏に押しきられた」と、泥はすべて亀井氏にかぶってもらえば建前もとれるし言い訳もたつ。そのバランスは見事というしかない。最初は「何で亀井?」と思っていたのだが、これはまさにビトー・コルリオーネとルカ・ブラジの関係みたいなものなのかもしれん。
亀井氏と小沢氏の関係ってどうなのかわからんが、なんとなく阿吽の呼吸という感じもしないでもない。あのちっこい目同士でアイコンタクトとは考えにくいんだけどね。