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2004年03月10日

VineLinuxでのADSLルータ

[Linux備忘録]
VineLinuxをADSLルータとして使う場合の設定方法

参考ページADSLによるLinuxサーバ構築

もともとVine2.5-2.6には、ADSLモデムにブリッジ接続した場合に必要となるパッケージ(rp-pppoe)が用意されているので、kernelの再構築などは必要ない。

自分のシステムに入っているかどうかは、rootで
rpm -qa | grep rp-pppoe
とやれば確認できる。

もし入っていない場合は
apt-get install rp-pppoe
としてインストールする。

インストールを確認したら、rootで
adsl-setup
を実行し、画面にしたがって必要なデータを入力していく。ここでサーバの種類として、NONE、STANDALONE、MASQUERADEの3種類のから、どれかを選択しなければならないが、ルータとして用いるのであれば、MASQUERADEを選択する。

さて、ルータとして使用する場合、ネットワークカードを2枚使うことになるわけだが、その場合、ADSLモデムに接続するネットワークカードの方は、起動時に作動させる必要はない上、プロバイダから与えられたアドレスで動かなくてはならないので、Webminなどで設定をしなくてはならない。

まず、webminを起動させ、アクセスする。その後、ネットワーク -> ネットワーク設定 -> ネットワークインターフェースと降りていって、起動時にインターフェイスをアクティブのところの、モデムに接続するホスト名をクリックする。



このような画面になるはずなので、ここで赤丸をつけたところを適切に設定する。起動時にアクティブのところは、必ず「いいえ」をチェックする。
IPアドレスを与えてやるとよくないなどの情報もあるが、入れてやって大丈夫だ。

保存して適用を押すと、



こういうふうになっているはずなので、確認する。

これでとりあえず繋がるかと思うが、ルータとして使用する場合は、プロキシのサービスも起動させなくてはならないようだ。

これもwebminから設定する。サーバのところのSquid プロキシ サーバで起動できるはずだ。

あとは、/etc/ppp/firewall-masq(ここは最初のadsl-setupで選んだものに一致するので注意)を編集し、ポートを開けてやる。

私の場合は、下記のようにwwwとsshとDNSを開けている。
/sbin/ipchains -A input -i $EXTIF -d $ANY 53 -p udp -j ACCEPT
/sbin/ipchains -A input -i $EXTIF -d $ANY 22 -p tcp -j ACCEPT
/sbin/ipchains -A input -i $EXTIF -d $ANY 80 -p tcp -j ACCEPT

その後、adsl-startとやって、繋がればOKだ。

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posted by oyajiman at 2004年03月10日 22:21:06



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