念願の
HD4870を手に入れたまでは良かったが、そのベンチマークは俺の期待をはるかに
下回る結果だった。実際のゲームの体感ではベンチマークの結果以上に高性能であるように感じるのだが、やはり目の前に突きつけられた数字が悪いと気分もよろしくない。つか、かなり気落ちしちゃっている感じだ。
ベンチマークが伸びない原因はCPUあたりにあるんじゃないかと思う。今入れているのはAthlon64X2 5600+なので、AMDのDualCoreではこれ以上は望めない。つまりおのずと次はPhenomになるわけだ。今のマザーボードでもPhenomは搭載できるけれど、ゆくゆくはHD4870を2枚差しにしてCrossFireの圧倒的パワーを見たいじゃないか。そのためには790GXあたりのチップセットを積んだビデオカードを2枚させるマザーが必要だ。といっても、まだマザーボード+CPUに手を出すほどの財力はない。「マザーとCPUとビデオカードを購入した。すごく速くなった、とブログには書いておこう」では悲しくて仕方がないので、HDだけでも高速なものに交換して悔しさを紛らすことにした。
購入したのは久々に
SeagateのHDだ。かなり以前はメーカーにこだわりなどなかった。故障もWD、Seagate、Maxtorででほぼ均等に起こっていたのだが、あるときMaxtorのHDに立て続けに痛い目に遭わされてから、それまでほとんど故障しなかった日立のHDオンリーにしていたのだ(痛い目
その1、
その2、
その3、
その4、
その5)。しかし今回導入するマシンは耐久性などどうでもいい。とにかく安くて速けりゃOK。HDの速さを左右するのはプラッタ容量、ディスク回転速度、ヘッドの移動スピード、それにキャッシュメモリの容量だろう。今回は予算の都合上500MBのHDしか手が出なかったのだが、キャッシュを32MB積んだのはこのSeagateのHDしかなかった。ということでほとんど迷わず購入決定。
早速マシンにインストールしてHDBenchで計測してみる。
前回の結果はこれ。
[拡大]
HDが壊れる前の少々速いHDのときはこれ(ビデオカードはGeForce8800GTS)。
[拡大]
そしてSeagateキャッシュ32MBのHDはというと、
[拡大]
Read、Writeとも6~10割も上昇してる。すばらしい。Filecopyにいたっては8倍以上というものすごい結果だった。って、これは多分システムのキャッシュが効いたんだろうけどね。それにしても費用対効果は抜群だ。これでCPUを変えれば、と、ますます金のかかることばかり考えている俺であった。