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2008年10月01日

消費期限はあいまいなもの

[つれづれなるままに]
消費期限などについて、ある人から聞いた話が面白かったので書いてみる。

消費期限賞味期限の使い分けは、御存じのとおり、概ね品質保持5日間を目安に、痛みやすい物には消費期限、そうでないものには賞味期限となっている。そして、消費期限は「これを過ぎたら食べちゃダメ」というもので、賞味期限は「ここまでならおいしく食える」という意味合いだ。この期日はその業界がガイドラインを定め、それに準拠しているらしい。ぶっちゃけていえば、販売する方で「ここまではOK」と勝手に決めちゃっている基準だ。

もっとびっくりしたのは、牛をまるごと一頭買って小売に卸す業者などは、その賞味期限を「●年」と定めているらしいということだ。その賞味期限は厳守されているようだが、その期限はこれもまた業者が独自に決めているものらしい。ということは、スーパーに並んでいる新鮮そうな肉は、実は数年前の物ということも十分あるのだろう。さらに言えば、卸は自ら決めた消費期限を厳守するため、それが切れた物は品質的に問題がなくとも廃棄処分にするらしい。表面はかなり冷凍焼け(水分が昇華して表面がパサパサになった状態)していても、その部分を掃除すれば中は十二分に品質を保っているので、これをタダで譲り受けてうまく処理すれば、かなり安い商品ができあがる。もしかしたら特売品などは・・・以下自粛。

結局のところ食料品の品質は、目利きが出来る人の手に委ねられていると言っても良いだろう。産地偽装の話が出るたび、併せて賞味期限も改竄していたなんて話が必ずといっていいほど出るが、このように、その賞味期限自体がかなりあいまいなものであることはあまり知られていないように思う。自分の利益ばかりを追い求められ粗悪な商品を出されるのも困ったものだが、非常に曖昧模糊とした基準が厳守されているかいないかで騒ぐのもなんだかピントがずれているように感じる。



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posted by oyajiman at 2008年10月01日 22:30:00



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