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2008年09月26日

コオロギを食べた事があるのか否か

[だめだこりゃ]
最近家の玄関でコオロギが鳴いている。姿は見えないが、鳴き声の大きさとその響き具合から、ほぼ間違いなく家の中で鳴いている。このコオロギ、玄関だけでなく家の中にも進出してきている。

我が家の猫はこのコオロギたちに興味津津のようで、発見してはじゃれつき、ついでに食べてしまっているようだ。食うなよニャー。コオロギって臭そうだけどうまいのだろうか。

そんな事を考えていたら先日変な夢をみた。気がつくとあの黒いコオロギがどういうわけか俺の口の中に入っていてジタバタ暴れている。あのザラザライガイガした硬い足先、ばね仕掛けのように動く後ろ足、丸くて滑らかな頭に付いた細くて長い触覚・・・そして腹部は柔かい。そんなやけにリアルな感触があった。そのコオロギを噛みつぶそうとする瞬間、あの大きな顎で舌を少し噛まれてしまった。その痛みに少し驚きながらも噛みつぶすと、柔かい腹から内容物がプチュっと飛び出し、そしてその暴れ方は最高潮に達した。今まで以上に激しく動いた後ろ足に頬の内側の粘膜は削られ、舌の側面は前足で引っ掻かれた。しかしそれもほんの一瞬で、口の中でコオロギの頭と足とはすぐさま別々の物体となった。

驚いたのは、噛みつぶした腹部からハリガネムシが出て来て口の中でうごめき出したことだ。ハリガネムシは想像していたのと違って硬く、動きも激しい。まさに動く針金のようなのである。

不思議なことに噛みつぶしても味はしなかった。いや、思い出せなかっただけかもしれない。覚えているのはザラザラとした足先、硬くてつるつるした頭部、頭部ほどではないが硬い胴体、そして薄いくせにやけにイガイガする羽根の感触だ。

目覚めた後この夢を思い出し、俺はぞっとした。この夢があまりにもリアルであったので、物心つかないときに本当にコオロギを食べてしまったことがあるのかもしれないと思ったのだ。その記憶が残っているからここまでリアルなのではないのか。

俺はその昔、間違ってカミキリムシを噛みつぶしてしまったことがある。瞬時に口の中に広がったあの苦い味は忘れたくても忘れられるものではない。本当にコオロギを食べたことがあってその味が強烈であれば、その味も覚えていてもおかしくは無いように思う。だから、味が思い出せなかったということは実際にコオロギを食べたことは無いのだと自分に言い聞かせてみたが、幼少であれば味もわからなかったのかも知れないとも思える。

人間は寝ている間に一年間で20匹くらいの虫を食べているという話もあるらしい。真実は闇の中だ。



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posted by oyajiman at 2008年09月26日 22:30:00



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