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2008年09月19日

リーマン・ブラザーズ雑感

[つれづれなるままに]
ちょっと小耳にはさんだ話。その人の会社は数年前に超過債務と運転資金枯渇で破綻しかけ、M&Aでかろうじて生き残ったそうだ。その会社の負債は100億程度あり、その割合は某都銀3割、某地銀7割であったらしい。

M&Aの話が進んでそろそろまとまろうかという直前、なんとまあ某都銀がその債権をリーマン・ブラザーズに売却してしまったそうだ。某都銀にしてみれば単純に経済合理性で導き出された結論だろうが、M&Aが破談になりかけたのはいうまでもない。

その会社の代理人がリーマン・ブラザーズに出向き債権買い戻し交渉をしたところ、その価格はたった30分で決められ、2〜3割増の価格を提示されたという。債権がリーマンに渡っていた期間は1ヶ月足らずだった。その1ヶ月で、リーマンは6億近い金を手に入れたのだ。まぁ、あのくらいの規模の会社になれば一般市民の1万円が1億円くらいの感覚(いや、1000円かもしれん)だろうから、その筋の人には驚くほどの話では無いだろう。

ただ、その人の会社の社員はこの某都銀とリーマンのおかげで退職金が削られたらしい。誰かが儲ければ誰かが損をするのは必然だが、その損が一般社員に回されたのはひどい話である。所詮銀行(というか金貸し)なんてこんなもんだろう。相手も商売だから仕方ない。

だが、その濡れ手に粟したリーマンも潰れてしまい、「サラになったからサラリーマン」なんて誰がうまいこと言えといったというような駄洒落が飛び交ってしまうようになったわけだが、その人は「潰れるんだったら6億返せー」と自分の金でもないのに騒いでいるらしいのは笑えないので内緒だ。



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posted by oyajiman at 2008年09月19日 22:30:00



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