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2008年08月02日

エリートは阻害されているのか?

[だめだこりゃ]
おお、突然GoogleのPageRankが復活してる。前もRank4から一気に0まで落っこちたのでまた落っこちるだろうけど。だけどそのときもTopページは0なのに個別ページではRank2のページがあったりして変だぞエリート集団Google。

没落エリートの出現—ビジネス社会から疎外される高学歴就職難民たちー - 女。京大生の日記。

エリートがビジネス社会から阻害されてきているかもなんて言う話が盛り上がっているようなので、少々違う視点から書いてみよう。

俺が昔働いていた職場は学生アルバイトを多数使う職場だった。その街には旧一期校の国立大学と2、3の私立大学、それに公立の短期大学とかが人口のわりに多くあった街である。その学生たちをアルバイトとして使ってみると学校による優劣がはっきりと出ていた。

はっきり申せば、国立旧一期>公立短期>看護学校>私立4年制>私立短期>その他専門学校という順番で使いものならない確率が高くなった。また、同じ学校の中でもアンポンタン度合がはっきりしていて、おおざっぱに言えば農・工学部>教育学部>その他文系という順番は、まれに例外はあれども鉄板であった。

当然採用も最優先は国立理系であり多少条件が悪くても国立理系は採用することが多く、逆に私立短大や専門学校生はよほど人が足りない場合を除き採用しなかった。

私立大や専門学校生に共通していたのは「覚えが悪い。」「仕事と遊びの区別がつかない。」「時間にルーズ。」ということだ。もっと簡単に言えば、不真面目なのである。いずれもいっしょに働く者にとっては甚だ都合の悪いことばかりで、三人集まれば姦しいどころかはた迷惑でしかなかったのである。

だから俺は、いい学校にはそれなりの人材がいる(確率が高い)と今でも思っている。当然なにごとにも例外はある。だから高学歴? 俺は好きだぜでおごちゃんが書いているとおり「上澄みと沈殿物」だけ見て話してもしょうがないのだ。レアケースで話をすれば話がこじれるに決まっている。

高校だって推薦入学させた学生がトンデモばかりであれば、その大学からの推薦枠が減っていくだろ?これはそれと同じ現象ではないのか。採る側のことも考えれば被害者意識だけでは何も変わらないのは理解できると思うのだが、そこまで考えられないのがエリート(と自分で思う人間)のエリートたる所以なんだろう。ああ無情。

[2008年08月03日 追記]
誤解のないように申し沿えておくが、当然中には例外もいたし、なにより手間暇かけてきちんと教えればどんな学校の奴でもそれなりにきちんと仕事はこなせるようになった。要は初期投資とハズレにあたる確率の問題だ。これまでは「いい学校」と言われるところの方が低いコストで賄えたことが多かったのだろう。そのパターンが必勝パターンでなくなったってこと。というか、まじめな話、「変に頭のいい奴」は使いにくいんだよな。仕事って淡々と機械的にこなしてもらいたいことも多いから、くだらん屁理屈ばかり言う奴はうざったいのは事実。だから今になって自称エリートが敬遠されてるわけじゃないだろう。特に組織で動かなければならないところでは、単純に兵隊として使えないから昔から嫌がられていた面も多々あったと思う。初期教育をはしょっているから顕在化しただけだろ。簡単に言えばそれだけの話だな。



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posted by oyajiman at 2008年08月02日 22:30:00



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