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2008年07月28日

STALKERの面白さ

[Game Fan]
最近新しいゲームを仕入れていないので、STALKERを再度プレイしている俺。このゲーム、不思議なくらいに何度やっても面白い。ただ、やっていると意外にストレスが溜るのも事実だ。

例えば、NPCから言われるクエストが他のマップにあることが多く、走る以外に移動手段の無いこのゲームはとにかくひたすら走らなければならない。スタミナ消費は重量に比例して激しくなるし、重量制限があるため持ちすぎると動くことさえできなくなるのでそんなに大量に物は持てない。だからいいスーツや武器を見付けても、いままで使っていた物は捨てなければならなくなる場合が結構多い。さらに、報酬を受けるのをつい忘れていると任務失敗とされてしまう。

また、ピストル系はほぼ「無いよりマシかもね」レベルだし、5.56×45弾が使用できる武器が手に入るまでは、中・遠距離の攻撃はまず期待できない。とにかく当たらないのだ。おのずと接近戦となりダメージを食らうことが多くなってしまう。物陰に隠れ、ひーひー言いながら当たらない武器を持って敵と戦わねばならない。撃って撃って撃ちまくっても敵は減らないが弾だけは無くなっていく。ああ無常。十分に計画しながらも犬コロに囲まれて殺されてしまったり、ジャムを直している最中に突然HSを食らって死んでしまったり、アノマリーから逃げられなくなってしまったりと、今のゲームではあまりない理不尽ともいえる突然死も多い。最初はまさに「何だよこれ!!」である。

しかし、ゲームが進むにつれ、持久力を補うアーティファクトを装備したり中遠距離でも使える精度を持った武器を手に入れられるようになり、今までの苦労がうそのように解消されていく。弱い敵はHS一撃で撃破だ。ああいい気分。古いが、まさに「カ・イ・カ・ン・」だ。しかしその快感をもたらしてくれる武器やスーツは次第に消耗していく。どんなすばらしい装備も次第に色あせていってしまう。その飢餓感ともいえる感覚は他のゲームでは決して味わえないものだ。いつでも腹をすかせて獲物を狙っていく感じとでもいえばいいのだろうか。このゲームでは満足感は持続しないのである。

強くなった自分に酔いしれめんどくせーと思いつつゾーンを走り回りながら、この移動している時間にさまざまなことに思いをはせている自分にふと気がついた。現実世界のように、動きながら他のゾーンのこととかを考えているのだ。あの武器がほしいなぁとかあのスーツ高かったなぁとかNPCのクエストはどの順番でこなそうかとか、まさにThe Marked Oneになりきっている俺がそこにいる。この時間と途絶えることのない飢餓感がこのゲームを面白くしているんじゃないだろうか。

S.T.A.L.K.E.R. Clear Skyが待ち遠しい。


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posted by oyajiman at 2008年07月28日 22:30:00



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