前回は2Dから3Dへ移行する段階の手持ちのビデオカードを紹介しましたが、これは大体1996年ころまでの話です(たぶん)。本格的で高性能な3DカードはVooDoo以外にはなかったのですが、1997年に、ついにあのビデオカードが誕生します。そう、
NVIDIAのRIVA128です。画質はいまいちでも、その価格とスピードで瞬く間にシェアを広げて行き、さらにはRIVA128→RIVA TNT→RIVA TNT2と、どんどん進化していきました。
(写真は RIVA TNT2 Vanta)
個人的にはVooDooに憧れほとんど評価されなかったVooDooRushをホクホクして使っていた俺ですから、3DはOpenGLが当たり前でDirect3Dなんてクソ、そしてDirect3Dでしか動かせないNVIDIA RIVA128なんてぜんぜん興味なしでした。
(上がVooDooRush 下は後でも出てくるSiS315)
対するVooDooもVooDoo2で圧倒的な性能を誇っていましたが、3D専用であるためマニアの一品という感はぬぐいきれていなかったように思います。しかし、その3Dfxも、ついにあのチップを出します。そう、
VooDoo Bansheeです。このカードは値段も手ごろで性能は抜群でした。早速手に入れ、そのあまりの速さに小躍りしたのは言うまでもありません。もうQuake、Quake2をやりまくってました。
(VooDoo Banshee あまりにチップが熱くなるのでFanを後付してます。)
そのころはまだ他のビデオチップメーカも生きており、あのSiSもビデオカードを出していたことがあります。めちゃくちゃ安売りしていたのでつい買ってしまったのがこれ。
(SiS315 安いだけあって熱暴走したりするOTLな奴でした。)
このあたりになると、チップセット統合のオンボードグラフィックでない普通のビデオカードは3D描画が出来て当たり前となりつつありました。
Final Realityなど3Dのベンチマークテストがどんどん出てきたころでもあります。つか、
Final RealityってまだDownloadできるんだ驚き、と思ったら見事にダマシでリンク切れでした。OTL
続く