Linuxからアホ話まで、何でもありでござる

2008年04月09日

過剰なサービスをもたらしているもの

[うんちくん]
【断 中村文則】過剰なサービス - MSN産経ニュース

うーん、個人としてはそのとおりともろ手を上げて賛同したいのですが、一応飲食店のような業態にも絡んでいる俺は違う側面からの言い分も多々あります。まぁ、そのあたりの言い分は【2ch】ただニュース速報 「過剰なサービスのせいで日本人はどんどん馬鹿になる」でほとんど出尽くしているのでさらっとだけ。

まずなぜ片付けるかは、お客に主目的は達成しましたね?という事を認識してもらうためです。それからもう一つ、食べ終わった食器は早く片付けるのが良いサービスと認識されているから。つか、食べ終わった食器をそのままにしておくと逆に「早く片付けんかい(怒)」みたいに思われたりします。それから「呼ばれてから行動する」のは良いサービスと認識されません

また、片膝をついて注文を聞くのは、これもその行為が「良いサービス」と認識されているからです。

店も商売ですから、売上はたくさんあった方がいいです。で、商売人は基本的に臆病(冒険はしたくないと言う意味で)です。よって他店と比較して「劣る」と思われる所は改善しないと客足は遠のくのでは・・・となります。

その結果、当然ながら今まで過剰と思われたサービスが一般化し、さらに過剰になっていきます。だけどそれはお客が支持するからなんですよ。こんな状況はサービスする側だけでつくり出したのではなく、サービスされる側も一緒になってつくり出したのですよ。そのことを中村文則さんはわかっておられますでしょうか。

中村文則さんのようなお客は、多分少数派です。いや、もしかしたら大多数が中村文則さんの意見に賛同されているのかもしれませんが、飲食店のノウハウの中には採り入れられていません。そして、飲食店は基本的に商売であり、その場所に存在しているだけで金がかかります。長居をする人からは場所代を頂きたいのが本音です。そもそも知人宅などでそんなに長居はしないですよね。相手の事を考えながら行動を決めるはずです。商売とて同じで、材料費や店舗の維持に係わるお金は当然代金として頂きますが、それ以外は対等な関係であるべきなのではないでしょうか。その対等な関係の構築こそが正常な状態をもたらしてくれるものと思います。


ブログランキング・にほんブログ村へ
posted by oyajiman at 2008年04月09日 00:23:47



コメント

コメントはありません

トラックバック

トラックバック
このエントリにトラックバックはありません
このトラックバックURLを使ってこの記事にトラックバックを送ることができます。 もしあなたのブログがトラックバック送信に対応していない場合にはこちらのフォームからトラックバックを送信することができます。.

コメントする