先週、漠然とTVを見ていたら、
パパとムスメの7日間をやっていた。あまり日本のドラマは見ないのだけれど、なんだかどこかで見たことのある話だなと思いながらも最後までつい見てしまう。それどころかうかつにも笑ってしまった自分がああ情けない。
このドラマ、要は
転校生の焼直しである。しかしただの焼直しではなく、入れ替わる対象が性別だけでなく年齢差や血縁関係まで拡張された、言うなれば「
転校生2.0」なのだ。はっきり言えばそれだけである。本質的な部分が大きく変化しているわけではない。だが、面白さが多少なりともアップしているように思えるのは、イメージとのギャップが大きいからだろう。
話の筋なんて、多分仲が悪い親子が入れ替わることでお互いの事をよく理解して最後はすったもんだだが元に戻ってメデタシメデタシだけなんだろう。話の筋が読めつつも、館ひろしと女子高生のステレオタイプはあまりにもギャップが激しく、恐いモノみたさ的な意味でも面白いのである。これは館ひろしのような漢臭い俳優がやるから良いのであって、これがもし
山咲トオルだったら面白くもなんともないどころか数回で打ち切り間違いない。
逆に娘役の
新垣結衣(通称 ガッキー)の親父は特段面白くない。だがそのきゃわゆさで全てOKということか。きゃわゆい娘は何をやってもおけなんだなと改めて認識させられる。
さて、第一回でその面白さのエッセンスを全てさらけ出してしまっている感のあるこのドラマ、二回以降も息切れせずに話が展開するのか見ものである。