Linuxからアホ話まで、何でもありでござる

2007年06月01日

ジェットコースター事故雑感

[だめだこりゃ]
大阪府吹田市のエキスポランドの事故はインパクトが強かったため事故後しばらく話題に上がっていたが、既に記憶から薄れつつあるようだ。少し前の話になるが、このジェットコースター関連で某新聞に面白い社説が出ていた。

この社説はなんのことはない社説で、要はジェットコースターを調べてみたらジェットコースター、4割が1年間探傷試験せず 国交省という状態だったので規制かなにかでどうにかしろみたいな内容のものである。

ここにも似たような内容の社説があった。
コースター点検 これで安心して遊びに行けるか(5月24日付・読売社説)

どちらも共通しているのは法令で点検を義務づけていないのが悪いと論じている点である。これもまたライト上向き論議と同じく目的と手段が入れ変わっているような感じを受けるのだが、どうか。点検を義務づければ事故が減るというのであれば、ジェットコースタよりもずっと台数の多い自動車は、車検制度が変わって点検期間が伸びてから事故が増えていると予測されるのだがそんな話は聞いたことが無い。

もっと乱暴な理論で言えば、ジェットコースターの事故を防ぐことで何人の人が助かるのかということだ。上記社説では「過去30年間に全国で132件の事故が発生、死者26人、負傷者255人に上った。」とある。年間平均の死者は1人を切っているのだ。かたや交通事故死亡者は年間7000人、自殺者は3万人もいるし、行方不明の捜索願は毎年10万件近くも出されているのである。

社会全体から見れば枝葉末節的なことにまで法律を作って行く必要があるのか、はなはだ疑問だ。それより、事故を起こしたときの罰則を非常に重くする方が簡単でいいのでは無いかと思うのだが如何か。


ブログランキング・にほんブログ村へ
posted by oyajiman at 2007年06月01日 08:01:00



コメント

コメントはありません

トラックバック

トラックバック
このエントリにトラックバックはありません
このトラックバックURLを使ってこの記事にトラックバックを送ることができます。 もしあなたのブログがトラックバック送信に対応していない場合にはこちらのフォームからトラックバックを送信することができます。.

コメントする