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2004年06月10日

加害者付添人の弁護士会見(NEVADA)

[これでいいのか]
先ほどTVを見ていたら、佐世保事件の加害者の付添人の弁護士が
犯行態様が異常で、感情の起伏に激しさが感じられる。一方で、面会では冷静沈着。(なぜこんなに違うのか)普通の精神状態では説明できない

と述べているようですが、「異常な犯行態様だから感情の起伏が激しいはず」といえるのでしょうかねぇ。それに「犯行時は感情の起伏が激しく、面会は冷静沈着」って、おかしいことでしょうか。報道とかを見る限り、今回の事件は「冷静」かつ「感情をコントロールできる」人間でなくてはできないと思うのですがね。

逆に「感情の起伏がない」と言いますか、心が傷つかないようにガードをかけている状態が長く続き、それが普通の状態になってしまったのではないかと思うのですが・・・一種の自己防衛機能が働いているのではないかと思います(事件のかなり前から)。おとなしくて頭がよく、大人の言うことを良く聞く「いい子」が陥りやすいパターンの、少し度を越した例じゃないかと思うのですがね。「いい子」は、大人からも友達からも大きなストレス受けています。ストレスを逃がすには、発散させるか感じなくするか、どちらかになるはずです。こういう状況って、イメージわく人は少ないかもしれませんね。追い詰められた状況が、長く続いてないとなれませんからねぇ。

私が勝手に想像するに、この子は自分のことをとても客観的に見ていると思いますよ。犯行の時だって、自分の意識は体と少し離れたところにあって、その意識(分身のようなもの)が体を操作しているような感じだったのではないかと思っています。ロボットを動かしているような感じですね。非常に冷静に犯行に及んだような気がしてなりません。

うがった見方をしますと、この子は特におかしいところも見当たらないため、世間の目をごまかすために屁理屈をつけて「精神鑑定」って筋書きなんでしょう?とさえ思ってしまいます。

今の世の中、この弁護士の言う「普通の精神状態」にいつでもある人って、はたしてどのくらいいるものなのでしょうか。何をもって「普通の精神状態」とするかもわからないのですが、普通の人だって、疲れたり寝不足だったりストレスがたまったりすると、一日のうちちょっとの間おかしな精神状態になったりすることだって良くある話だと思います。平成14年中に警察が「家出人捜索願」を受理した件数は、10万人をゆうに超えるそうです。今回の事件はかなり特異な事件のように感じますが、その方法は別として、殺人や傷害は誰でもいつでも起こす可能性のあるものであるような気がします。そうでなくては、これほどまでに行方不明者が出るはずはないと思うのです。私はそ知らぬ顔した「殺人者」が結構いると思っています。そういう人に、この弁護士の論理は通用しないでしょうね。

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posted by oyajiman at 2004年06月10日 02:18:04



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