Linuxからアホ話まで、何でもありでござる
2006年07月21日
笠地蔵
[これでいいのか]
鏡の法則で思い出したことがあったので書いておきます。
誰でも知っているだろうという昔話に
「笠地蔵」と言うものがあります。
この話がいい話だと思う人は多いでしょう。ですが、何か引っかかるものはありませんか?
本当の笠地蔵は、ちょっと最後が違うらしいですよ。
・・・
「婆さんや、戻ったぞ」
「お餅、買えましたか」
「買おうと思ったが、途中の別れ道で、六地蔵さんが雪に濡れて、かわいそうだったんで、餅を買わずに、笠を買って、かぶせてきた」
「そうですか、そうですか。それはまあ、いいことをしましたねぇ」と、婆さんもそう言ってくれたと。
そして、お爺さんとお婆さんは質素な食事を仲良く取って、眠りにつきました。
朝起きると昨日の雪はすっかりやんでおり、外はきれいな雪景色に変わっていました。
ここで終わり。この話はとてもしっくりくるものでした。
いいことをすれば見返りがある、そういった観点から話が変えられたんですね。引っかかるものとは「いいことをすれば見返りがある」これだったのですよ。
裏を返せば「見返りがあるからいいことをした方がいい」って事になります。これはあまりに打算的です。 そういう教え、おかしくないですか?
[2008年3月28日 追記]
コメントにあった
「情けは人の為ならず」を勝手に解釈してみました。
posted by oyajiman at 2006年07月21日 09:14:00
コメント
その点『こぶとりじいさん』はいいですネ。
『こうすればこうなる』の法則だけ真似して、結果から遡ると、
逆に“こぶ”が増えるんですから。
自分のオリジナルな力として勝負すること無しにウマい話は無い、ってことだと思います。
あらすじとしての『イイ話』のどこに重きを置くかによって、その人の資質や人間性が、それ相応の結果を招くのでしょう。
目に見え安いものは解り易いし、商売にも繋がり易いですからネ(^^;;;
インドのことわざに『真実の歩みは遅い』っていう意味の事があるらしいですけど『イイ話』として早足で伝播するものってよくよく吟味しないと。と思います。(^^;;;
こぶとりじいさんって、小太りなおじいさんの話でしょ? なんてDoCoMo洒落してみました。
まぁ、うまい話にゃなんとやらと昔の人が教えてくれている通りですね。
「情けは人のためならず」なんて言葉もあるくらいですし、私はこの考え方を特におかしいとは思いません。
でも、オリジナルの方が良い気は確かにしますね。
おお、いいコメントありがとう。ネタにさせて頂きます。
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『こうすればこうなる』の法則だけ真似して、結果から遡ると、
逆に“こぶ”が増えるんですから。
自分のオリジナルな力として勝負すること無しにウマい話は無い、ってことだと思います。
あらすじとしての『イイ話』のどこに重きを置くかによって、その人の資質や人間性が、それ相応の結果を招くのでしょう。
目に見え安いものは解り易いし、商売にも繋がり易いですからネ(^^;;;
インドのことわざに『真実の歩みは遅い』っていう意味の事があるらしいですけど『イイ話』として早足で伝播するものってよくよく吟味しないと。と思います。(^^;;;