ITmedia エンタープライズ:フリーデスクトップ環境の普及促進でKDEとGNOMEが協力
このフリーのデスクトップ環境の2大勢力、はたからみて仲がいいという印象はこれっぽっちもなかった。デスクトップ環境のシェアから見ても、言葉悪く言ってしまえば
目くそ鼻くそを嫌うみたいな感じか?
だけど、この両プロジェクトの目指すところは、お互いの足の引っ張りあいではなくフリーのデスクトップ環境の普及にあるはずで、その基本を両プロジェクトとも全く忘れてはいなかったというところがなんともすばらしい。
スペックの低いPCしか使っていない俺にとっては、KDEもGNOMEも少々荷が重い。仕方が無いのでWindowMakerやXface等の軽い奴を使っているのだけれども、すでにKDEもGNOMEもすばらしい出来栄えになっているのは万人が認めるところじゃないかと思う。
例の独占的大手競合(記事にはこう書いてあって笑える)のデスクトップも、KDEやGNOMEに入れ替えて使えるようになって欲しい。選択肢が無いのは面白くないし、OSは違ってもLook&Feelには統一性を持たせたいというニーズはそこそこありそうな気がする。
だけど、多分それだけじゃダメなんだ。
誰だか忘れたけど、OpenOfficeに関する話で、OpenOfficeがMSOfficeの代替(互換性)をうたっている限りOpenOfficeはMSOfficeを追い越せないと言ってる人がいた。KDE、GNOMEに関してもその通りじゃないかと思う。
PC UNIXが一般に注目を浴びたのは、下世話な話で言えば
タダだから。発展途上のころは技術的に面白くそこに興味を示す人もいたのだろうけど、PC UNIX初心者にもかなり敷居が低くなった今、進むべき方向性を再確認する時期に来ているのだろうね。
MS叩きの手段として踊らされること無く、その崇高な精神を貫き通して欲しいものだと強く思う。