年金未納なら医療費は全額自己負担に、厚労省が検討 : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
あれほど騒がれた年金問題ですが、このごろはさっぱりですね。
素人考えで申せば、現在支払っている年金は一時期国に預けているようなものですから、預けた分はきちんと返してもらいたいものです。単純に考えると、支払った年数を40年、受け取る年数を20年とすれば、現在支払っている額の2倍程度を毎月受け取る位じゃないとおかしいよね。
そう考えると、別に年金なんて制度は個人で積み立てしておけば、わざわざ国でやってもらわなくてもいいものなんですよ。要は国が財源の一種として集めたいだけなんでしょう。集めておいて
源資が不足したので減額しますはないでしょ、普通。もう年金制度なんてやめたら?やめて困る人は今もらっている人であって、恩恵を授かっていない人には払った分さえ返してもらえばどうでもいいような話です。
だけど、単純に考えても、長期的に見て年金未加入者や未納者に年金を支払わなければ財源が目減りしていくはずは無いんですが、目減りしていくというのは過去債務があまりに大きいからでしょ?未加入・未納者から強制的に徴収したらそれに伴い支払いも発生するわけで、将来の債務がますます大きくなりますよね。つまり何ら根本的な解決にはなっていないんですね。
百歩譲って財源が不足している原因のひとつが未納、未加入だとしたら、その問題解決の方法は大きく分けて2つあるでしょう。ひとつは現在の制度を是として強制的に徴収できるようにすること、もうひとつは
制度廃止ですよね。まぁ、急にやめるって言ってもそうは問屋が卸さないでしょうが、このまま続けても破綻するのは目に見えているわけです。つぶれるのがわかっている銀行に金預けますか?
強制的に集める手段のひとつとして今回の方法論が上がっているのでしょうが、年金はどちらかといえば十分条件で、国保は必要条件といってもいいと思います。そのような必要条件を人質にとってというのはちょっと卑怯な気がします。
あ、だけど年金源資の不足の大きな原因は
高齢化だろうから、医療関係をキツキツにして高齢化を解消すれば… 冗談ですよ、冗談。真に受けないで下さいね。
会社が破綻した時、当然ながらそのしわ寄せはある程度均等に債権者に割り振られます。そういう経済の原理に基づけば、現在債権を抱えている人、つまり多額の受取を約束されている人にもきちんとした負担をしてもらわなければなりません。そういう原理原則を建前としてだけでなく適用してもらいたいものです。大体なにやったって3~4割の人間は反対するんですから。その少数の人のために大多数が迷惑をこうむるのは如何なものかと思います。
つか、こういった話はサラリーマンにはほとんど無関係なんですよね。払う払わないの選択肢など無いサラリーマンが一番無関係なのに一番割を食うわけです。おかしいよなぁ。
年金も本来は弱者救済・相互互助の精神で運営されるべき物なのに厚労省官僚の天下り先としてその殆どが閑古鳥が泣きまくってる○×厚生年金ホール、の類のハコモノばかり作ったせいで財源不足に陥ってるんだから、つける薬もありませんね。
ますます社会不安が増大していく世の中になりそうで心配です。