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2005年04月14日

小さな亀裂

[だめだこりゃ株式会社] あとで読む
だめだこりゃ社の経営陣、特に金融機関出身の取締役は、B社に対してあまりいい感情は持っていないようであった。B社の担当は言いにくいことでもズバッと切り出すところがあった。長年に渡って据え膳上げ膳で持ち上げられてきたこの取締役にとって、三回り近く歳の若いものにきついことを言われた経験は持ち合わせていなかったのでないかと思う。

この取締役はことごとくB社のリクエストを拒んでいった。B社としては当然ながら動産、不動産の価値を調べる必要があるわけだが、その調査にさえ協力しようとしなかった。それではB社が正確な対価を算出できるはずもないのにである。

しかしB社はだめだこりゃ社の対応のまずさを決して責めたりはしなかった。本来であれば信義則に反するということで交渉決裂になってもおかしくない状況なのに、我慢強く交渉を続けた。

それでもだめだこりゃ社の某取締役の応対はかわらなかった。B社の担当にはけんか腰で話をする。都合が悪くなれば開き直る。それどころか「あの担当者は生意気だ。」とまで言い出す始末だった。

俺はある日、B社の担当に「あの取締役では、この交渉はまとまりにくくなると思いませんか?」と聞いたことがある。B社の担当は「難しい交渉になりますね。でも、あの人は御社のキーマンですからね。」と言葉を選びながら答えた。だめだこりゃ社の某取締役とこの担当、どちらのほうが大人の対応であるか思い知らされる言葉だった。
posted by oyajiman at 2005年04月14日 09:47:00


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