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2016年12月30日

「北風と太陽」という話を思い出せ

[つれづれなるままに]
「今後の大型連休は全て休み希望は通せません」 バイト先の飲食店の張り紙が波紋

うん、わかる。わかるよ張り紙をしたその気持ち。俺も某ファーストフードで店長をしていたときに、同じようなことを思ったことがあった。クリスマスや年末年始にどうしても人が足りない。だけれどもバイトは自分の都合だけを優先して店のことなんて考えてくれない。俺はこんなに頑張っているのに・・・

だけど、よーく考えてみて欲しい。なんでバイトが協力してくれないのか、その理由がどこあるのかをもう一度探ってほしい。

答えは超簡単。バイトするメリットがないから。簡単だよね。ほぼそれだけ。他に予定が入っているとかは理由なんかじゃないんだ。単にバイトの優先順位が低くなっているだけなんだ。

それであれば対策も簡単だ。まず、繁忙日にバイトするといいことがあるようにする。例えば、昼飯や晩飯をつけるとか豪華にするとか、その日だけ繁忙手当をつけるとかすればいい。これがまずは「バイトしてもいいかも」と思わせる第一歩だ。次は遊びに行くなどの予定を入れられる前に、バイトに勧誘しておくこと。俺は最低でも半年前から事あるごとにお願いしていた。
「今度のクリスマス予定ある?もし無いんだったらバイト入ってくれると助かるんだよなー。ケーキとか七面鳥とか、あと寿司も用意しておくから。それにその日は入ってくれたら時給100円アップね。彼氏(彼女)と予定があるんだったらそっち優先でいいよ。だけど、もし暇なら考えておいてくれるかな。一人でのクリスマスだったらバイトしながらみんなで迎えようぜ。」
みたいな。

みんな予想以上に協力してくれたな。つか、ここに希望が集中しちゃって、それ以外の日に欠員が出ちゃったくらいだった。

日頃からバイトと話をしていれば、彼氏(彼女)が出来たとかの情報もつかめるもんだ。そんな幸せなやつは幸せをしっかり味わえばいいので、無理なお願いはしない。というか、逆に彼氏(彼女)を優先するように言う。だって、そんな日は一生で何回もあるわけじゃないから。不思議なんだが、最初は彼氏(彼女)を優先しても、付き合いが長続きするとなぜか数年後はクリスマスにバイトに率先して入ってくれたりするんだよな。

バイトでも社員でも、最初から貢献度の高いやつなんていない。いろいろなことを覚え、信頼されるから店のことも考えてくれるようになるんだ。全てはお互いさま。協力してくれないからといって締め付けを厳しくしたら、「なんでそこまで言われなきゃならんの?」となって、ますます協力してくれなくなるだけ。協力してもらいたかったら協力しなきゃ。まさに「北風と太陽」という話そのものなんだよな。それがわからない人は、特に飲食店などの店長みたいな職につくべきではないと思うよ、俺は。


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posted by oyajiman at 2016年12月30日 22:00:00



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