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2015年08月31日

ダメダメ上司

[つれづれなるままに]
友人から聞いた話。

友人の支店の製造部門に、半年ほど前に新しい部門責任者が赴任した。その部署は訳あって退職者が続出していたらしい。赴任した彼は、本社からその部門の立て直しを期待されていた。その支店の支店長も一年ほど前に赴任したばかりで、内部事情がよくわからないトップ2人で運営しているような状態だった。友人はその2人の後にその支店に赴任したのだが、支店の内部は指揮命令系統が乱れに乱れ、社員も全くやる気がない状況だったという。

なぜそんな状況に陥ったのか調べてみると、支店長のマネジメント力の不足が最大の原因のようだった。周囲を納得させないまま物事を勝手に進めることが多く、人の意見をほとんど聞かない。みているとその支店長は自分の支店の社員を全く信用しておらず、出来ない奴の集まりと認識しているようだ。結果、話す相手は新しくきた部門責任者だけとなった。支店長はその部門責任者に様々なことを依頼した。部門責任者は商品の企画開発からプロモーションなども手がけるようになり、ついには営業方針にまで口をはさむようになった。

しかし、本来自分が束ねるべき製造部門はいっこうに人が定着しない。その理由は明らかで、彼も支店長と同じで部下を信用していなかったのだ。出来ないのは部下のせいで俺はこんなにがんばっているんだ、彼は友人にそんなセリフを何度も繰り返したという。彼にはパワハラの気もあり、周囲も怖くては話しかけることさえできない。

どんなに技術が優れていようとも、周囲の意見、つまり情報を吸い上げる能力に欠ける者に商品開発などできるわけがない。ましてやその商品を売ることなど決して出来ない。そもそも、自分の部隊さえまとめられない人間になにが出来るというのだろう。口では今までの実績を声高らかに吹聴しているが、それが本当かなど知る由もない。

友人は「コイツ、人を使ってきた経験が乏しいな。」と思ったという。行動は神経質な二番手そのもので、細かいことにすぐ怒りギャーギャー騒ぐばかりだ。部下を不安にさせみんなをいやな気分にしてくれるのである。一流は自分の実績を声高らかアピールしない。やっていれば皆が納得するのでアピールする必要などないのだ。そういう態度の方が皆からの信頼を勝ち得やすい。負け犬はキャンキャンよく吠えるものなのだ。大体そんなにすごい人物なら、なんでうちの会社にその給料で入ってくるんだ?と友人は言う。

多分その通りなんだろうな、と、思ったが、一番ダメなのは支店長じゃね、とも思った。

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posted by oyajiman at 2015年08月31日 21:18:33



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