キーワードは「破壊」と「真新しさ」。遠藤保仁外しは、革命の序章に過ぎない
言い得て妙である。ハリルホジッチ監督はとんでもないスピードで改革を進め始めた。新しい選手を使いながらも勝負所では過去の計算できる力を使って勝利をもぎ取る。不協和音を消し去るには勝利が一番と言うことだ。勝ちにこだわるのはそういう意味合いもある。デザート美味しさが料理の不満を消し去るように、勝利はそれまでの悪いところを隠してくれる。
計算高いうえに厳しく、そして極めて論理的。風貌は厳格そのものだ。こんな監督が今まで居ただろうか。オシム爺さんの流れを感じる部分も多いが、厳格さではハリルホジッチ監督の方が上に感じる。いや、見た目だけかもしれないが。
上記コラムにも書いてあるが、そろそろ「なんとかジャパン」とか言うのはやめたらどうか。気持ち悪さ120%である。なぜ「代表」ではダメなのか。マスコミ以外で愛称なんかを望んでいる奴などいない。そもそもハリルホジッチをハリルと略すのは余りに失礼だ。岡田監督の時も「岡ちゃん」とか失礼な呼び方をしている輩が多かったが、いつの間にか日本人は失礼な人種になってしまったようだ。礼儀正しさと勤勉さ、真面目さが日本の良さであり、それが代表の強みでもあるはず。それが失われて行くことに一抹の不安を覚える。