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2010年11月29日

2016年オリンピックで東京が負けた理由

[つれづれなるままに]
これも某講演会で聞いた話。

2016年オリンピックの開催立候補地はシカゴと東京、リオデジャネイロ、マドリードが残ったが、シカゴと東京の前評判はかなり高かった。にも関わらず、最終選考で真っ先に落ちたのがシカゴであり、次に落ちたのが東京だった。とても不思議な結果だったのだが、これにもきちんとした理由があったらしい。

まずシカゴが落ちたのは宗教上の理由からだそうだ。2009年10月2日にコペンハーゲンで開催された国際オリンピック委員会総会にて候補都市のプレゼンテーション演説が行たのだが、そのときオバマ大統領はスピーチ後に婦人と抱き合ったことがイスラム経のIOCメンバーには不快に映ったのだという。イスラム教の教えでは公の場で婦人とスキンシップはもちろんのこと、抱き合うなどはもってのほからしい。イスラム系の国際オリンピック委員会委員は数が多く、この時点でオバマ大統領アウト!だったとのこと。

逆に日本はなかなか好評だったらしい。石原都知事のスピーチまでは。

石原都知事のスピーチは力強く内容も素晴らしい出来で終了後に拍手喝采だったという。この時点で東京リードかと思われたが、その後の鳩山前首相のスピーチがまずかった。そもそも鳩山のスピーチは英語はうまいがインパクトには欠けていたのだが、オリンピック招致のスピーチなのに「日本は二酸化炭素排出量を25%削減します」とぶち上げた時点で会場どっちらけ。ここは環境問題を提示する場所じゃないんだよ空気読めよとなったらしい。その後の少女のプレゼンテーションも諸外国には極めて不評で、ただでさえ幼く見える日本人なのに少女をプレゼンテーターにしたせいで「あんな10歳くらいの子供をプレゼンテーターに使うなんて何考えてんの?」となったという。これで東京オワタとなった。

こんな話を聞くと、W杯招致最終プレゼンテーションに8歳の女の子を使うってどうなのよ、と思うね。オリンピックとワールドカップはまったく違うし、FIFA理事会の理事とオリンピック委員会委員は数も国も宗教も違うんだけど、それでも、こういう大事な場面に幼女を持ってくるって感覚は日本人だけかもしれんよ。

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posted by oyajiman at 2010年11月29日 23:00:00



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