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2010年05月14日

目標予算と計画予算

[うんちくん]
予算には「目標予算」と言われる、あくまで目標となる数値を取りまとめた予算と、ある程度確実性の高い数値を用いた「計画予算」がある。計画予算は資金繰りなどを考えるには絶対必要なもので、財務担当はこちらの予算を主に使う。営業方は黙っていても到達できるような数値を用いてしまっては縮小均衡スパイラルに入ってしまうので、あくまで目標となる数値を全面に押し出してくることが多い。

経営者が営業出身か管理出身かで、この予算の組み方にも自ずと違いが出てくる。営業出身はどうしても目標予算になりがちで、見る人が見ると「こんなの出来る訳ねーじゃん」と最初からやる気がなくなってしまったりする。逆に管理出身は確実な「計画予算」を好む傾向があるが、こちらはこちらで計画立案の段階で無理だ出来ないが先にたち、「このままだと潰れちまうじゃんか」みたいな計画が出来上がったりする。

すごく不思議なのは、ちょうどいい予算というか目標にもなるしきちんとやれば届きそうな予算というものにほとんどお目にかかったことがないことだ。というか、予算どおりに行った年などほんの数年しかない。これが自分たちの力の無さなのかというと、そんな事ではないような気がする。負のスパイラルに一度入ってしまうとなかなか抜け出せない。で、給料も上がんないしさーと愚痴がでる。

そのくせ、なぜか知らねどあることがヒットしクソ忙しくなると、その忙しさを継続できれば給料も上がる可能性が高いのに「クソ忙しくてやってらんね」と文句が出る。しかし、ヒマでお金を沢山もらえればいいかというとそれはそれで「もっと欲しい」となるに決まっている。

どうでもいいけど、予算とか計画とかは早く決めようよ。計画が陳腐だとしても、それは計画を作った人のレベルがそのまま反映されているだけなんだから。人を教育していかないと、いつまで経っても同じ事の繰り返し。練習しないでプロにはなれないんだよ。


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posted by oyajiman at 2010年05月14日 23:00:00



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