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2009年04月06日

Webブラウザシェアはどうなってるの?

[MSあれこれ]
先日IE8.0が正式リリースされたが、このブラウザは着実にシェアを伸ばしているようだ。ただし、もっぱらIE 7のユーザーがIE 8に乗り換えただけの模様。

IE 8がIE 7の市場シェアを浸食——Firefoxには影響なし : [特集]Webブラウザ - Computerworld.jp

また、ブラウザ全体のシェアでもIEは引き続きシェアを落としているようだ。
IEの市場シェアが過去最低を記録——3月末時点で66.8% : [特集]Webブラウザ - Computerworld.jp

ふーんと思いながら、このサイトでのブラウザシェアはどうなっているのか、2007年3月、2008年3月、2009年3月の各一ヶ月のデータを調べてみた。データはGoogle Analyticsのものを使った。ブラウザ別ではこんな感じ。

[PDFファイル]
サンプル数が2007年が4200弱、2008年が15500、2009年が13500と少ないので参考値にしかならんのだが、IEのシェアはやはり大きい。けれども、年々着実にシェアを落としている。そのシェアを奪っているのがFirefoxというのが如実に表れている。というか、シェアを落としているのはIEだけだね。

これだけで見ると少々見誤るので、ブラウザのヴァージョン別にシェアを調べてみた。その結果がこちら。

[PDFファイル]
これを見ると、IEは6.0から7.0に移行する段階で大きくシェアを落としたこと、逆にFirefoxは2.0から3.0移行時に大きくシェアを伸ばしたことがから読み取れる。さらに、ヴァージョン別ブラウザではIE7.0とFirefox3.0が二大巨頭となっていることが面白い。今後IE7.0ユーザがIE8.0に移行するとすれば、単独で最多ユーザを獲得しているブラウザはFirefox3.0になってしまうかもしれない。とはいうものの、Firefoxも3.1改め3.5系が徐々にシェアを伸ばしていくであろうから、Firefox3.0が一番人気にならない可能性も高い。

ubuntuなどはありとあらゆるソフトウエアがネットから簡単に手に入り、さらにそのソフトウエアは多数の人によってディストリビューション別にカスタマイズされ、ダウンロードしてインストールするだけでほぼ問題なく使える。ソフトウエアを買って来たまでいいがサービスパックが適用されていなくてインストール出来ないとか動かないとかXPじゃないからダメだとか、そういう制限はほとんどない。そんなOSたちに標準でバンドルされているのがFirefoxだ。Firefoxはプラグインも多く、自分の好みにカスタマイズできる上、クロスプラットフォームという利点もある。2.0の頃はもっさりとしたイメージがあったが、3.0になって一気にスピードアップした。そんなブラウザがシェアが伸びない訳はないのかもしれない。このペースでいくと、このサイトでのIEシェアが50%を割る日も遠くないように感じる。


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posted by oyajiman at 2009年04月06日 22:30:00



コメント

papan

IE6→IE7で激しく動作が重くてビックリ。
FX2→FX3で激しく動作が軽くてビックリ。
上記のような風潮で一気にFX化が進んだ時期がありましたね。

私のサイトも毎週、訪問履歴をカウントしてますがIE系は伸びませんね。(Linux訪問分を除いても)

まあ・・・Vistaの訪問履歴は、もっと悲しすぎる結果なんだが。
Win7がアップグレード版は50$で出すかも?的な噂もあるので、実現したら一気にWin7化は進むだろうね。
2009年04月07日 23:03:36

oyajiman

うちの会社のPCはPen4世代が最新というくらい古いヤツばかりなんですよ。で、中にはメモリが256MBしか積んでいないマシンもあるわけです。

そんなPCに勝手にIE7入れるスットコドッコイがいまして、挙句の果てに「このPC遅いんですけどー」と言われた日にゃPC剥奪した上でゲイツくんに文句を言いたくなるのは俺だけでしょうか。
2009年04月07日 23:23:02

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