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2008年03月08日
携帯メーカの崩壊が始まった
[だめだこりゃ]
三菱電機、携帯端末から撤退──“D”端末は「D705i」「D705iμ」で歴史に幕 - ITmedia D モバイル
いずれは来るとは思っていましたが、
三洋の京セラへの携帯事業売却に続き携帯事業からの2社目の撤退です。三洋は2007年3月期売上で2773億円、三菱電機の場合は2007年度見込みで約1000億円程度の売上らしいですが、この収入を持ってしても採算があわないというのは、設備投資が大きいからなのかも知れません。
それもさることながら、世界規模で見たときの日本のメーカの弱さには愕然とします。なんでそんなに競争力が無いのかは
第1回:世界を席巻するはずだった「日本発W-CDMA」あたりを読んでもらうとして、2006年度のメーカ別シェアを
携帯でNokiaの世界シェアが4割超える - 通年でもMotorolaとSamsungが逆転と
2006年の日本の携帯電話端末販売台数は史上2番目の高水準にという記事を参考に、独自に算出してみました。
PDF
たったこれだけですよ。国内の販売数全てをひっくるめても世界5位のLG一社にさえかなわないんですから、そりゃ撤退する羽目になりますよ。
官僚の決めたことは企業を弱体化させていく、そのことがよくわかりますね。これから国内の携帯端末の需要が爆発的に伸びることはまずないでしょう。そして日本の人口は着実に減っていきます。メーカはさっさと国内に見切りをつけて、海外市場に流れていくでしょう。官僚は国力まで落としてくれているんですけど、それに気がついているんでしょうか。天下り先確保で忙しいですかそうですかそうですね。失礼しました。
こんな状況では次世代無線通信免許もへったくれもないよね。
posted by oyajiman at 2008年03月08日 01:28:46
コメント
数年前にハリウッド映画で、金持ちが特注で純金製の携帯作らせるのをLGだかサムスンだかに作らせてたシーンがあって、それを見たときに携帯の世界市場で日本の存在感の薄さを感じた事を思い出しましたw。
日本製は作り込みの良さで魅力有るけど、行政の規制に縛られて魅力無い機器になってるケース多いですね。さっさとソフバン辺りが海外大手キャリアに吸収されてワールドワイドスタンダードなサービスが受けられるようになって欲しい~(利権万歳の役人連中は外圧には弱いから)
なんでキャリアを変えたら機種まで変えなきゃならないのか、マジで理解できない俺です。あの「SIMロック」だかなんだか知らないけれど、逆に「買い替え」の足かせになっているだろうし、メーカでもキャリア毎に商品開発しなくちゃならなくて大変だろうに・・・と思う次第です。
ほんと、早くどこかの海外大手キャリアに風穴開けてもらいたいもんです。
諸悪の根源はDOXXMOでしょうね.ここは,日本で商売することしか考えていない.
DOXXMOの課長らと海外視察にいったら,我々はエコノミなのに課長はファーストクラスですよ.こんな会社に未来はないですね.はやく,トヨタあたりの経営陣と首のすえ替えをしてほしいですね.
トヨタも昨年のF1とかの話を聞くと、かなりの大企業病のようですね。多分話が伝わってこない(ようにする)のがうまいんでしょう。
電気機器メーカーはかなりドライだと思いますよ。儲からなきゃさっさとやめるでしょう。国内No.1キャリアが優位に立てたのは、要は少々前の企業が「携帯はドコモだろ」と無条件に企業に導入したからじゃないかなと思ってます。割高でもやっぱり電電公社だろって感じで。その人たちがいなくなって、他のキャリア導入にためらいがなくなっただけのような・・・
そこいらは別途書いてみますね。
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日本製は作り込みの良さで魅力有るけど、行政の規制に縛られて魅力無い機器になってるケース多いですね。さっさとソフバン辺りが海外大手キャリアに吸収されてワールドワイドスタンダードなサービスが受けられるようになって欲しい~(利権万歳の役人連中は外圧には弱いから)