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2004年07月01日

白バイをなめたらアカン

[違反キップコレクター]
ごくろうさん人身御供と、白バイから逃れた話を書きましたが、こんなことめったにあるもんじゃございません。いつもはこんな感じ。

私の職場に、暴走族に入っているヤンキーな兄ちゃんがいました。そいつは身の程知らずな大馬鹿野郎で、なんと免許取りたてで出たばかりのGSX400Rを買いましたとさ。そのヤンキーはオイラにこうのたまいました。

「おやじまんさ~ん、一緒に走りに行きましょうよ~。ぶっちぎってやりますよ~。

自信満々なヤンキー君。暴走族に入っているから、自分はバイク乗るのがうまいとでも思っていたんですかね。いいのか?そんなこと言って。またがってる姿だけでってわかるぞ、お前。

オイラはヒクヒク引きつりながらも平静を装って、こう言ってあげました。

「おれとかぁ?死ぬなよ。」

ということで、そのヤンキー君とオイラは、一緒に走りに行くことになりました。ステージはオイラのホームグラウンドの早坂峠。

しばらくは一緒に走ってあげましたよ。オイラってやさしいなぁ。でも、きつ~いお灸も据えてあげないとね。ということで、せぇのでアクセル全開! ヤンキー君はコーナー2つではるか後ろ。

(オイラの回想)
あのね、40000Kmも走ったポンコツバイクにね、最新鋭のレーサーレプリカでついて来れないなんてね、とっても恥ずかしいことなんだよ、ヤンキー君。暴走族なんだろ?少しは速く走る練習しろよ。どうせだからチョッとづつオーバーペースに持っていって、コケさせちゃおうかな~。でも、新車壊したら、バイクがかわいそうだし…
(ヤンキー君には全然温情なし)

ということで、ぶっちぎりして峠の上で待ってあげました。そこでショックを受けているヤンキー君に岩魚の串焼をおごってあげました。おお、俺っていい奴。

いい気分での帰り道、対抗車線で白バイに捕まっているご愁傷様なライダーがいました。白バイはちょうどキップを取り出しているところでしたので、コーナー2つくらいはゆっくり走って追っかけてこないことを確認し、アクセル全開!

さて、そろそろ峠も終わり、スピードを落とそうかと思ったその瞬間です。バックミラーを覗くと、膝を路面にこすりつけんばかりにバンクさせた白バイが、コーナーからはじけ出て来ました。白バイって、フルフェースのヘルメットじゃないので、顔の表情わかるんです。その白バイ隊員、口元が笑っていたんですよ、フルバンクさせた状態で…

その白バイのコーナーの脱出スピードと、表情を見た瞬間、私は「コリャダメだ、かなわね~」と観念したのでした。

バイクを停め、あえなく御用です。

「追っかけてこないと思ったのか~。」と、とってもうれしそうな白バイ隊員。
「ええ、まぁ・・・」と、神妙なおやじまん。

タイヤのサイドが、熱で溶け出していましたがな、その白バイ。

ああ、白バイは速いぞ、マジで。なめたらアカンで。でも、白バイは、どんなに飛ばしていても免停前のスピードでメーター止めてくれるんですよ。知ってた?


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posted by oyajiman at 2004年07月01日 22:52:04



コメント

poohpapa

おやじまんさん、こんばんは

ああ、そういうことだったのですね。私も、千葉の山道で白バイに捕まって、「旦那さん、気持ちよく飛ばしてましたねー。私、後ろにいたの気が付かなかったのかな。ちょっと、こっち来てくれる?」、と言われて白バイのところへ。「旦那さん、メーター見てくれる?何キロオーバーになってます?」、と聞かれて、「25キロ」、と言うと笑って、「15キロ弱ってところでしょ?」とのこと。私が、「いいえ25キロ」、と言うと、「まあ、今回は私の言うとおりにしておきなさいよ、ハイ、切符きりますねー」、だと。お陰で免停免れたけど、20年間、「優しいお巡りさんだったなあ」、と思ってました。
なるほど、そういうことなんですか(笑)

勉強になりました^_^;
2004年07月02日 22:19:42

おやじまん

poohpapaさん、こんにちは。コメントありがとうございます。

スピード違反を検挙する場合、本来ならば、警察は違反車を一定距離追尾して速度を記録しないといけないはずです、本当は。でも、白バイはめったにそんなことしません。

私は、白バイが違反者を捕まえる場面をかなりの回数見ているのですが、違反車両の後続車に隠れていて、一気に追い抜いて御用のパターンがとても多いです。いつも見ていて、「おいおい、あれで正確なスピードなんて測れるわけないじゃん」と思ってしまいます。

でも、白バイ隊員は、基本的に乗り物大好きなスピード狂って人が多いようで、最後のところは温情かけてくれるんですよ。捕まえた後、非常に楽しそうにしているのも、白バイの特徴ですね。パトカーだと、バイクを捕まえた時、怒鳴られたりにらまれたりすることがあります。白バイは、よほど悪質でない限り一発免停にはしないと思いますよ。
2004年07月03日 17:26:20

ういろ

白バイを検索してたら、このページに来ました。
僕もやさしい白バイ隊員になりたいです。
短くてすみません。また来ます。
2005年02月07日 06:08:12

おやじまん

ういろさん、ども。
ここにある話は「実話」ですが古い話です。今は警察の体質も変わっているのかもしれません。そこんとこヨロシク。
まぁ、でも、白バイ隊員でひどい人は見たことないですわ、俺。力というか自分の能力に自信があるから偉ぶらないのではと思っていますがね。まじめに半端じゃなくうまいもの、白バイ隊員は。
2005年02月07日 16:29:07

ういろ

こんばんは。
なんかその白バイ隊の偉ぶらない気持ち分かるような気がします。
僕は自信のないことを大げさに自慢したりします(汗) けど、自信があることは自分のレベルを分かっているので謙遜してしまいます。

最近、GS1200SSが絶版になったことを知り、血眼になってネットで情報を集めています。
まだ大型の免許ないけど・・・笑

では、またきます。
2005年02月09日 03:16:03

月光仮面

 交通機動隊は、目で見ただけで何㌔で走っているかわかる訓練がされてます。ですから、急加速してその違反スピードで回転灯をつけてメーターをとめ、速度違反を提示するのです。(回転灯をつけないと、メーターをとめられない)ですから、テクニックのある白バイ隊員は一定の距離で追尾はしません。
2005年02月27日 11:05:54

ななしさん

つーことは、テクニックのない白バイ隊員は一定距離追尾ということ?
2005年02月27日 15:51:05

月光仮面

 新人の隊員とか、検挙率の少ない隊員は真面目に追尾してますね。
2005年02月28日 19:29:53

月光仮面

 新人の隊員とか、検挙率の少ない隊員は真面目に追尾してますね。
2005年02月28日 19:29:57

月光仮面

↑ダブりました。すいません。
2005年02月28日 19:31:33

oyajiman

確かに目測でスピードを判断する訓練、TVでやってるの見たことあります。でも、わたしゃ白バイが一定距離を追尾してるのって見たことないんです。岩手の交通機動隊ってうまい人多いって聞いたことありますが、確かにウマイ。つか、一般人がかなうレベルじゃないです。転倒の練習もしてる人たちですからね。
でも、ホント白バイの人はいい人が多いと思います。事故を起こさないように注意を促すという感じで、決して威圧的じゃなく、数段上から見ている感じがします。俺があこがれているからそう見えるのかな?
2005年03月01日 02:32:03

きりんは泣かない

白バイ隊員というか、交機の人はみんないい人ですよね。僕は以前ZZR1100で中国自動車道を飛ばしていたところ、サービスエリアからパトカーが出てきてるのが見えたので、スピードを落としてしばらくゆっくり走っていました。車間もかなりあったので、クネクネ道になったところでフル加速、170~180キロ位で5分くらい走っていたら、後ろでパトカーがハイビームと赤色灯をつけて追ってくるではないですか?すぐフルブレーキをかけて、言われるままに路肩へバイクを止めると、「兄ちゃん速いなー」っていいながらおまわりさんが車から降りてきました。そのとき「バイクで飛ばしたい気持ちはよーわかるで、でも安全に運転しとる人の横を猛スピードで追い抜いたら、どうや。バイクのイメージが悪くなるで、それに、その人がびっくりして、事故を起こしたら君悲しいじゃろ。人に迷惑かけたらあかんで。わかったか?」と言って、「すみませんでした、わかりました。」と言うと、「じゃあ、気を付けてな」といい、パトカーに乗って去っていきました。切符は切られませんでした。それからはたまにサーキットでは飛ばしますが、一般道で無謀な乗り方は一切しなくなりました。
2005年03月04日 21:07:00

oyajiman

きりん 東本 昌平 少年画報社
 「きりん」と呼ばれる中年男が主役。東京~浜松間で繰り広げられるポルシェとのバトルを中心に話が進んでいく。
 38歳の通称 「きりん」 は、ポルシェ、その中でも 「でか尻女」 と呼ぶ 911タイプだけに対抗意識を燃やす。しかも、GSX-R や GPZ900など、最新のバイクではなく81年式の 「刀」 でバトルを挑む。よれるフレーム、効かないブレーキ、細いタイヤなどどうとっても不利な条件のなかで、物語はクライマックスへ・・・。
 最初の5巻ほどが、東京~浜松間の話で、残り15巻までも、同じようなテーマで短編的に綴られる。
 「刀」 乗りには、堪えられないコミック!
 ただ、「きりんは泣かない、たとえ自分の子供が殺されても・・・」 というのが他のバイク乗りが事故っても・・・、と言っているようで哀しい。

バイクが登場する物語 http://members.jcom.home.ne...
2005年03月05日 12:07:58

月光仮面

oyajimanさんへ

東北地方のの交機は通常の取り締まりにおいて、テクニックのある隊員がおおいですよ。早い話が都会の交機隊に比べて、せこい取締りが少ないのです。一旦停止とか、交差点での信号無視とかの取締りが多い都会に比べて、田舎はスピード取締り(一瞬にして急加速してあげる・・・あげるとは捕まえる)とか、はみ禁の違反者を発見したら一歩遅れてスタートし猛スピードで捕まえにいったり、あるいはUターンをして(綺麗なホームで)シートベルトや速度違反者を捕まえたり・・・まさにテクニックを感じます。岩手だと、水沢・花北・沿岸の分駐隊ですよね。

きりんは泣かないさんへ
中国道なら、交機でなく高速隊員だと思われます。高速隊でも交機から移動(転勤)で配属されるのがおおいですから・・・ある意味いっしょですが。(いい人としての印象が)
2005年03月06日 09:22:18

oyajiman

きりんは泣かないさん、180km/hですか、そうですか。それで巡航できるバイクに乗ってみたい。NSR250Rでも出ることは出るんですが、精一杯って感じでちょっとコワイです。で、キリンは泣かないってのは「きりん」から取ったんですか?

月光仮面さん、やっぱりそうですか。美しいんで見とれちゃうんですよね。私が峠小僧してた頃、たしか白バイの大会で全国2位になった人がいたはず…

捕まった時も、なんていうかアニキが子分に物事を教えているっていいますか、臭いけど愛情みたいなの感じます。

それに引き換え…長くなるからやめとこ。
2005年03月06日 22:18:07

ちっとっと

そうだったんだぁ(^^)/
でも許してはくれないのねぇ~(^^;)
2007年04月28日 15:57:27

oyajiman

さすがに見逃しは一度もございません。きっちり捕まってます。御用御用。
2007年05月01日 23:18:55

Monkey

うーん、私は成田空港の高速を走っていて、いい思いがないです。

ある程度、混雑している高速を右へ左へかわしながら急いでいると、後ろから一生懸命ついてくる車が。

覆面パトだな、と思いましたが、バックミラーで、距離が300m以上あると思い、150mくらいに近づいたら速度落とそうと思ってしばらく走ると、前が渋滞。

ノロノロで走ると、しばらくして覆面が追いついて回転灯を回しました。

「え?」

ちゃんと原則したのになんで、と思ったら、高機のおちゃん曰く

「速いね~、ぜんぜん追いつけなかったよ。だから20km/hオーバーくらいにしておいてあげる」

だって。おいおい。ちゃんと速度測ってないのに切符ってきれるんかい、と思いました。

みなさんのコメント読んでいると、これも彼らの「温情?」なのでしょうか。
2007年05月19日 05:28:51

oyajiman

ごめん、元は白バイの話なんですよ。警察のバイク乗りの話で、パトカーではありません。パトカーには俺もいい思いは何もないですわ。

実際のところ、ひらりひらりと車線を変えて抜いていくような目立つ運転すると、捕まりやすいのは確かでしょうね。で、20Km/hオーバーってのは「お得」だったんですか?
2007年05月19日 09:40:51

Vyun-plaza

こんにちは~
白バイを検索しこちらに参りました。
我がI手県警にも女性白バイ隊員さんが登場しましたね・・・
できれば道ではお会いしたくないですな!
24時もののTVでやってましたが、狭路旋回でコケたり、指導官にダメだしされたり…(でも優しい指導官だったなぁ、聞くところによるとウチの会社の社員さんの旦那サンらしいけど・・・)
今はガチガチの新人もあと数年もすると、バリバリの白バイさんになって出てくるんでしょうな・・・
コワイコワイ・・・
2009年01月09日 17:38:56

oyajiman

ども。そうですか、女性隊員ですか。見かけたらずっと後ろについて走ってしまうかも知れん。

I手の峠はもう凍っているんでしょうね区界、早坂、仙岩、八幡平・・・どこ行っても峠、路面はそこそこ良いし交通量は少ない。I手は峠の宝庫だよね。。もう一度走りに行きたいなぁ。
2009年01月09日 23:08:10

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