Sonyのコピー防止CDが話題になって久しい。ちょっとだけ調べてみたら、昨年12月17日付けで
Sony BMG、2005年初めにも米国内でコピー防止機能付きCDを発売かなんて記事が出ている。
今年の7月30日には、
ソニーBMGとEMI、コピー防止付きCDの米国販売開始という記事があり、12月時点の予想より遅れ気味で発売されたと思っていいだろう。
だが、発売してみたら
SONY BMGのコピー防止CDがrootkitを組み込むなんてことが指摘され発火。
11月3日には
SONY BMG、コピー防止CDのrootkit問題に対処という記事が出ているが、そんな対応を尻目に
SONY BMGの「rootkit」手法悪用のトロイの木馬に「修正版」登場するなど、コピー防止CD以外の話題でも周りが火に油を注いでいる状態。
このコピー防止措置は
Sony vs Apple iPodを端的に表しているといっていいと思う。SonyはよほどAppleを脅威と感じているのだろうね。
自分の利権を守るのはわからなくもないが、ユーザ無視で進めた上に技術的な問題も含んでしまったことで、この話題はネットで
炎上してしまったわけだ。
このrootkitなるものがどういうものかについては、
ソニーが音楽CDに組み込んだ“Rootkit”とは何者か?になかなか面白く書いてある。一読されたし。
だけど、一連の問題は、
Windowsでしか起こらんのだろ?それにCDのコピーやリッピングなんてLinuxだって出来るから、
コピー防止なんて意味ないじゃん。
意味のないことやって炎上してるなんて、Sonyは業績が芳しくなくなってから迷走状態に入っているとしか思えない。昔の
技術のSonyはどこへいってしまったんだよ。
社名が
Sonyから
Sorryになったりしたら俺は悲しいよ。
【11月12日 18:00追記】
さっき
ITmediaに行ったら、
「rootkit」騒動渦中のSONY BMG、XCP技術採用CDの製造を中止という記事が出ていた。ただ、中止といっても
「SONY BMGは用心のため、XCP技術を含むCDの製造を一時的に停止する」ということらしい。
こういうことにならないよう、
作る前に用心しろと思ったのは俺だけじゃないよなー、多分。