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2005年09月27日

イヤな夢

[つれづれなるままに]
アメリカの同時多発テロが起こる半年くらい前、俺は飛行機を見るのがこわかった。飛行機を見ると、どう言うわけか自分の方に突っ込んでくるような気がして仕方なかったのだ。気がつくと飛行機が自分の方に向かって近づいてくる。おかしいなと思ったときにはもう遅い。死に物狂いで逃げるのだが、飛行機のスピードは尋常なものではなく逃げられるものではない。飛行機は俺の頭の上をかすめかなり離れたところに落っこちるのだが、あの化け物のようなものに追いかけられる気分は言葉ではなかなか言い表せない。そんな夢も何度か見た。9/11が起こってからはそんな夢も見なくなったし、飛行機を見てもなんとも思わなくなった。

俺は普通ほとんど夢を見ない。だけどこの前の日曜日は違った。

夢の中で俺の家族はなんだかはしゃいでいて、どこかに行く準備をしているようだった。なにはしゃいでるんだろうと思いながら、ボーっと家族を見ていると、空に突然不思議な光が走るのが見えた。最初に見た光は七色の、まるで虹を大きく広げたような光だった。その光は一瞬だけ空を覆い、そしてすぐ消えた。一瞬のことだったので家族は誰も気がついていないようだった。

俺は「あ、地震がくる」と直感した。家族に「地盤の固いところに逃げるぞ!車に乗れ!」と叫んだが、はしゃいでいるため俺の声は聞こえていないようだった。

「おい、はしゃいでいないでちょっと聞け!地震が来るぞ!」

俺は何度も叫んだ。家族は、やっと俺の尋常じゃない様子に気がついたようだが、全く信じているような素振りではなかった。

そのとき、また空が光った。今度は青白い光だ。家族もその光をみた。その異様な光に、はしゃいでいた家族は言葉を失った。

「これで2度目だ。多分大地震が来る。とりあえず地盤の固いところまで逃げるぞ!!」

俺は家族を車に乗せ、竹藪がある地盤の固そうな山の上まで車を走らせた。

山の上につくまで気が気ではなかったが、どうにかその間には揺れは襲ってこなかった。その山からは海も街も一望できた。竹藪のそばに来ると、地面の底から振動とも音ともつかない地獄の響きが伝わってきた。

俺たちは竹にしがみつき、山の下の街がまるで特撮映画のワンシーンのように壊れていく様を言葉もなく見ていた。揺れは一向に収まる気配もなく、強くなっていく一方のように感じた。

長い長い時間が終りふと見ると、はるか海の沖に大きな壁のようなものがある。よく見ると、それは大きな大きな水の壁だ。その壁は次第に高さを増しながら、どんどん海岸線へ近づいてきている。

幸いこの山は海岸線から遠く離れているため、ここまで津波は来ないだろう。早く逃げてよかった…だが、これからどうしよう。

そこで目が覚めた。正夢じゃなければいいが…


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posted by oyajiman at 2005年09月27日 00:53:30



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