Linuxからアホ話まで、何でもありでござる
2005年02月23日
素人ばかりでは勝負にならない
[だめだこりゃ]
例えば麻雀のルールをろくに知らない人間をメンバーに入れて麻雀を打った場合、このルールを知らない人間は勝負に勝てるだろうか?このルールを知らない人はかなりの高い確率で負けるだろう。麻雀ではピンと来ないかもしれないが将棋はどうか。駒の進め方もわからない奴が勝てるわけがない。
では、こういった勝ち負けがすぐにははっきりしないビジネスではどうか?
これは不思議なことに、その業務に精通していなくともなんとなく商売が回ってしまうことがある。しかしそれは日常のルーチンで回っているだけで力があるとは違う。
これが普通の会社では何回も経験することのないM&Aとか会社清算とかの場合になると話はぜんぜん変わってくる。経験のない人が進められる話ではないし、進めたとしてもルールを熟知している人間に手玉に取られてしまうのがオチである。しかしルールを知らない人間は、窮地に追い込まれてからかすでに後戻りできないような状態になってはじめてその事実を知るのだ。こういった話は急に方向転換できるものではないため、わかったときには既に時遅しである。王手がかかってから意見を求めてどうにかしようとしても無理な話なのである。
田舎者は自分の力を過信し軽く考えてしまうことが多い。しかしこういった話は大きな金が動く為、「生き馬の目を抜こう」と虎視眈々その企業にねらいを定めている輩が沢山いることを忘れてはならない。その時、その道のプロの意見を聞かない企業は消えていくしか道はなくなる。プロを頼んだとしても、そのプロがいつ寝返るかわからない。そういったリスクを全て想定した上で、速やかにかつひそやかに物事を進めなくてはならないのである。そんなことが素人にできるか?絶対に出来ないと断言してもいい。
甘い言葉を信じまな板に自ら上がり料理されるのを待つ。料理する人間はおいしいところだけつまんで後は捨てるだけだ。そういった信じられない決断をした後、最後に泣くのは従業員と取引先の業者である。
その決断を下した経営者の責任は重い。
posted by oyajiman at 2005年02月23日 00:41:00
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