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2017年04月01日

出来ない奴と嘆くなかれ

[つれづれなるままに]
友人は、会社内で「あいつは出来ない」とか「あいつがやってくれない」という言葉をよく聞くという。このセリフを吐く人は、かなりの割合で人に仕事を任せていないか、もしくは「やっといて」みたいに丸投げしているらしい。友人曰く、「要は、自分に対する不満を他人を介して表現しているんだよね」。

確かにそうかもしれん。やってくれないと嘆く人は、具体的な作業指示を出していない、もしくは出せない人がほとんどだ。「これ〇〇なんだよね。ちゃんとやっといて。」というくらいの言葉で、相手が察してすべてをやってくれると思っている。そんなの誰がやるかって。新しい課題であれば期日も含めたゴールが全くわからないし、修正であればどこをどう直せばいいのかも不明だ。こんな指示でできるほうが不思議である。

だが、言ったほうは指示を出したと思っている。冷静に考えれば、どちらに非があるかわかるはずだ。わかるはず・・・なのだが、実は、わかるはずと思うこと自体が罠にはまっていることに気が付かない。他人に自分の考えが正確に伝わるものだと思っている輩が多すぎるのだろう。

出来ないやつを生み出しているのは、その先輩たちである。そのことに早く気が付かないと、悪者にされた「可能性のある人間」のほうが先にいなくなる。そして、ますます「出来ないやつ」が増えていく。これはまるで無限地獄だな。


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posted by oyajiman at 2017年04月01日 22:00:00



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