Linuxからアホ話まで、何でもありでござる

2017年03月11日

気がつくと帰る場所がなくなってた

[つれづれなるままに]


俺の親は、父親が4年前、母親が数か月前に他界している。どちらの死に目にも会えなかったが、そのときは「ああ死んじゃったんだ」くらいにしか思っていなかった。葬式でもなぜか涙も出なかったし、さほど悲しいとも思わなかった。

最近、どういうわけか知らないか両親のことを思い出す。なんで今になって思い出すのかよく分からない。ただ、もう声も聞けないと思うと、自分一人が取り残されたような気分になる。悲しいというより、小さい頃、親が自分の視界からいなくなってしまったときの不安感のようなものを覚えてしまうのだ。気がついたら実家に帰っても両親はいない。ほとんど帰っていない実家ではあるが、帰る理由もなくなってしまった。

今、俺の家には息子も娘もいなくなり、嫁と二人暮らしである。俺は寂しいとか不安だとかを感じることが殆ど無い。どちらかと言えば孤独を好むほうであるが、なぜか離れた子供に会いたくなってしまう。

今日は3月11日である。多くの人が亡くなった日だ。もしかしたら、家族を失った人たちの悲しみが流れ込んできているのかもしれん。そう思うと、とてもやるせない。

震災で亡くなられた方のご冥福をお祈りします。


ブログランキング・にほんブログ村へ
posted by oyajiman at 2017年03月11日 14:46:00



コメント

コメントはありません

トラックバック

トラックバック
このエントリにトラックバックはありません
このトラックバックURLを使ってこの記事にトラックバックを送ることができます。 もしあなたのブログがトラックバック送信に対応していない場合にはこちらのフォームからトラックバックを送信することができます。.

コメントする