マクドナルドの混乱が止まらない。
マック"異物混入"、3時間釈明会見の全容
マクドナルドの売上推移を見ると、昨年7月の期限切れ鶏肉使用以来、対前年15%近い落ち込みが続いているようだ。月を追うごとに落ち込みは少なくなってきたが、ここに来てまたまた異物混入である。再び対前年25%近い落ち込みになるであろうことは想像に難くない。
異物混入といえば古い話ではミスター・ドーナツの飲茶があった。あれも異物混入と使用不可の添加剤のダブルパンチで売上が低迷した。マクドナルドも異物混入の大ダメージの前からずっと対前年を割っているが、実はミスター・ドーナツも同じような実績だったことは既に忘れられているかもしれない。ほとんどの企業は集客力が落ちていくとコスト削減で収益をカバーしようとする。しばらくはそれも通用するが、ある一定ラインを超えると何かが壊れる。それがこういう結果として現れ、一気に売上を落としてしまうことが多いような気がする。
対前年80%が2年続けば2年前の64%、3年続けば51%になる。90%で推移したとしても3年後は73%、つまり3/4に縮小しているのだ。その売上減に対向するには並大抵の人的な物以外も含めたリストラでは追いつかない。しかし、企業は現状維持しようともがく。それが逆に企業イメージを毀損してますます客離れが進む。そんなスパイラルにマクドナルドは入ってしまったように見える。