「社員を守る」とか言っちゃう経営者が守ってるのは社員じゃなくて会社 - 脱社畜ブログ
これはまさにその通り。経営が危うくなるとか成績が極端に悪くなってくると、途端に「これをやらないと社員を守れないんだ!」と言い始める経営者は多い。ある意味「やらないと潰れるよん」という脅迫に近いものなのだが、これは会社の都合を自己責任に転化することができてしまう魔法の言葉と言ってもいい。
だが、実際はこの言葉のもと、負荷をかけて収益を良くしたいだけである。確かに潰れたら元も子もない。だが、頑張ったって潰れるときは潰れる。潰れるのは社員の頑張りの不足とかではなく、マーケットやビジネスモデルの変化に対応できていない事のほうが多い。傾いてくると屋台骨を支えていた人から辞めていく。そしてますます傾く。そんな負のループにハマってしまったら抜け出すことは難しい。そんな一日でも会社を延命させたい場合によく使われたりする言葉だ。
だが、まじめに誰も得しない。そりゃそうだ。自らすすんで搾取されるようなものだからだ。そもそもこんな掛け声をかける前に、やるべきことが見えていなかったから今があることを忘れちゃいけない。
ああ、となりのニイチャンがウルサイぜ。