組織、それもピラミッド型の組織に属している場合、その意志の決定は上位職社が行う。そりゃそうだ。いろいろな奴が勝手に判断をして動いていたら大変なことになるから組織にしているのだから。で、結構使える人間は、気が付くと上の立場になっている。
ここまではいいのだが、上の立場になっても、いざ判断する場面になると判断出来ない奴が結構な割合で出てくる。今まで言われたことだけしかやってこなかったから最初は仕方ないことかもしれん。しかし、いつまで経っても判断出来ない奴がいる。いや、判断できないのではなく、判断しないと言ったほうが正確かもしれん。例えばこんな感じ。
絶対に責任を課されない決断力とは | 日系パワハラ
それがまだ係長とかというクラスだったら多少は我慢できる。しかし、課長とか部長とかのクラスになってくると困ったことが起きる。まずは部下が相談しなくなってくる。相談しても判断しないのだから当たり前だ。次に意思決定が遅くなり、何も動かなくなる。で、組織崩壊が大体の流れだ。また、判断しない課長などを持った部長は結構たいへんである。本来課長の段階で判断しその報告だけで済むところが、部下からの情報収集に始まり課長とのミーティングなどの手順を踏みながら意思決定となる。こうなってくると、何のために課長を置いたのかさっぱりわからない。
傍から見ているぶんには面白いのだが、そんな奴が組織の中に複数名いると、その組織はどうやって責任を回避するか、どうやって荷物を背負い込まないかの駆け引きに終始することになってしまう。
そんなクソッタレはさっさと何処かに飛ばしてしまえばいいのだが、そういう奴に限って経営者に取り入るのがうまかったりするので泣けるのであった。ああ無情。