Linuxからアホ話まで、何でもありでござる

2013年02月22日

権限委譲出来ない人

[だめだこりゃ]
権限委譲、リーダーシップ、チーム - naoyaのはてなダイアリー

俺の友人の上司は、この「権限委譲」が全く出来ないらしい。とにかく全て自分で仕切りたがる。仕切るだけでなく、本当に細かい、所謂「枝葉末節」なことにまであれこれ口を出す。口をだすのが専門分野ならある程度やむを得ないが、全くの素人レベルの話にまで口を出すからたちが悪い。ここまでは百歩譲ってもいいが、問題なのはこの上司が全く責任を取らないことだ。これは本当に恐ろしいことで、やればやったで上司の手柄、出来なければ出来ないで部下のせいになる。

この上司、結局は経営者の顔色を伺うというか、経営者の仰せのままに動いているだけだ。簡単にいえば強力なガキの使いでしかない。更には経営者の意図を汲んだつもりが見当はずれで、経営者からダメ出しを食らって180°方向転換なんてことも多い。振り回される現場はたまったもんじゃない。

はっきり言ってしまえば、この上司は経営者の意図も汲めないし全体を把握してコントロールできる力量もないのである。だからこの上司は自分の周りに力のないペーペーしか置きたがらず、実力のある人は飛ばされてしまう。周りに優秀な人材を置くと相対的に自分の無能さが浮き彫りにされてしまうからだ。その無能さを隠すためにパワハラに近いような言動で恫喝し、周囲のミスを誘って自分を守る。頭のなかは経営者への耳障りの良い報告だけだ。そのため自分の考えていない答えや報告が上がってくると激怒する。有能なら全て自分でやれば良いのに無能な故それも出来ない。だが、経営者にはよい報告をしたい・・・

かくして、何でもかんでも自分の思った通りの報告が上がるよう周囲にちょっかいを出す人が出来上がる。経営者からダメ出しを食らえば部下をなじり再度やらせるが、そこには自分の意図はない。経営者から言われたままなので当然である。だから責任も取らない。自分は部下に社長の意図を正確に汲んで指示を出したと思い込んでいるし、ましてや間違えたのは経営者だとは言えないからである。

本当に目出度い人だと思う。

と友人が言っていた。大変だなーと思ったが、そんな上司が偉くなっていく会社も怖いなーと思った。

ブログランキング・にほんブログ村へ

ブログランキング・にほんブログ村へ
posted by oyajiman at 2013年02月22日 23:00:00



コメント

コメントはありません

トラックバック

トラックバック
このエントリにトラックバックはありません
このトラックバックURLを使ってこの記事にトラックバックを送ることができます。 もしあなたのブログがトラックバック送信に対応していない場合にはこちらのフォームからトラックバックを送信することができます。.

コメントする