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2012年08月05日

電子書籍の適正価格

[だめだこりゃ]
先日の楽天koboのトラブルは記憶に新しい。アマゾンのkindleの日本販売も近いようだし、今年は電子書籍元年みたいな年になるかもしれん。

俺自身もandroidタブレットを手に入れたので、かねてから興味のあった電子書籍を購入してみようとあれこれ探ってみた。しかし、残念ながら現段階ではあまり使う気にならない。その理由は次の3つだ。

1、書籍数があまりにも少ない。
2、検索が弱い。
3、価格が高い。

1と2はそのうち改善されると思う。だから心配はしていない。問題は3の価格である。はっきり言って全く買う気にならない価格だ。

本の原価は当然印刷部数に大きく左右される。だが、他の印刷物とかネット製本とかの価格から勝手に想像するに、印刷費・材料費は価格の1/10以下ではないかと思う。それと同程度かそれ以上にかかるのがデリバリーコストだろう。まぁこれも自販機のドリンクが120円とかで十分やっていけることを考えると、一冊あたり50~100円程度だろう。こんな大雑把な計算でいいのか不明だが、リアルで1000円の本なら印刷費・材料費とデリバリーコストで200円くらいは浮きそうである。リアルの本では小売の本屋の利潤が20%程度あるらしい。また、再販制度での返品のリスク等も考えると、リアルの本より40%程度は安くないとおかしいように思うのである。

だが現実は違う。下手をすれば文庫本のほうが安いし、BOOK OFFとかで中古を買ったほうが断然安い。なんだかなーである。

Steamとかではパッケージ版の1/5とか1/10とかの価格で手に入るゲームがたくさんある。また、タイムセールのような販売方法も盛んだ。そういう価格付けができるのがネット販売の強みでもあるはずだ。なのに日本での書籍販売は、あくまでリアルでの販売の延長でしかない。バカ臭くてやってられん。

同じような流れを現在の新聞社がやっている。出版社は新聞社がネットでどのようになっていくのか、注意深く観察しておくべきだ。同じツテを踏まないように期待している(棒読み)。



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posted by oyajiman at 2012年08月05日 01:00:00



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