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2012年05月28日

東電社員の年収への反応は自己嫌悪が発端だろうね

[つれづれなるままに]
東電社員「年収が900万から720万に減ってつれーわー嫁もパートしなあかんし、しんどいわー」

こんなに貰っておきながら何を言うと思う半面、現実にシビアに目を向けるとマジきついだろう。だって年収が一挙に180万も減るんだぜ?180万円あれば取りあえず一年暮らせるって人も結構いるはず。そんな金額が突然ぶっ飛ぶのはかなりヤバい。たぶん家のローンとか車のローンとか子供の教育費だとか、この年収でバランスが取れるように設計しているだろうから、途方に暮れる気持ちは十分理解できる。

こういうことで騒ぐ人のほとんどは「あんな事故を起こしておきながらけしからん」という正義に名を借りて妬みを正当化しているに過ぎない。まぁ補償が先だろという話はもっともなのだが、仮に補償が十分なレベルにあってもこういう話になるような気がする。その証拠にマスコミに出てくる著名人から「そんなに貰っているの?」という反応はあまり聞かない。それは多分みんなこれより貰っているからだ。これより年収が多い人にとってはどうでもい話なのである。騒いでいるのは900万も貰っていない人たちだけだ。ま、日本の7割以上がそうだろうけど。

嘘だと思ったら自分より小遣いが少ない奴を思い浮かべて見てほしい。そいつの小遣いが減らされると聞いたら「へー、可哀想だなー」くらいにしか感じないはずだ。なぜなら自分より少ないと聞いただけで優越感に浸れるからである。逆に自分の何倍もの額の小遣いを貰っている奴が小遣いを減らされたと聞いたら、減らされたことより絶対額の多さで腹が立つだろう。ただ、ここまで感情的にさせたのは東電という面も確かにあるのでどっちもどっちかもしれん。

というか、人の給料を見て「高い」だの「安い」だの、そんな下衆の勘ぐりで一喜一憂して悲しくないのかなと思う。もっとはっきり言ってしまえば、高い給料をもらえない自分に対する怒りや劣等感を言葉巧みに正当化して自分を慰めているだけじゃないのかなーと。他人のことは自分の物差しだけでしか図れないけれど、その「差」をきちんと受け止められる人はこんな話では騒がないだろうね。

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posted by oyajiman at 2012年05月28日 01:00:00



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