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2012年02月26日

親同伴の大学受験

[つれづれなるままに]
最近大学受験に親が同伴するケースが増えているらしい。俺が大学受験する頃は親が大学受験についてくるなんて言ったら笑われただろう。18歳と言えば自分で判断して行動できる年齢だ。多分、子供も自分一人で行動できるはずだし、そうでなくては困る。

俺が受験するときも、一人でホテルに泊まって受験した。心細くなかったといえば嘘だし、そもそも一人でホテルに泊まるなんて経験も初めてだった。それでも自分で行動するのが当たり前だと思っていたし、頼るものは自分しかいないという経験は何事にも替えがたいものだった。

大学に入ってから後輩の話を聞いていると、徐々に親同伴で受験にきたという奴が増えていった。中には自分でJRとかの切符を買ったことが無い奴までいた。マジかよと思ったが、多分今ではそっちの方が当たり前なんだろう。

なんでこんな状況になったのか。それは多分みんな余裕があるからなのだと思う。昔は子供の受験についていく時間も金も無かった家庭が多かったように思う。それを「過保護」とか言って誤魔化していた面も多かったはずだ。あまり過保護になるのもどうかと思うが、受験に関係ない部分でストレスを抱えるのもバカらしい。また、昔は親もどうしていいか判らない人が多かったのかもしれん。俺の親は完全にそれで、聞いても判らないから自分でやるしかなかった。自分一人でやるのが良いとか同伴なんて情けないとかそういう話ではなく、一人でするという選択肢しかなかったのである。

それでも、俺は出来るなら子供一人でやらせてみたいと思う。いつかは一人で決めなければならない時が来る。相談されたら話を聞くが、そうでないときは自分一人で決めて欲しい。その決断が間違っているかどうかは誰にも判らないし、まず本人が納得しなければどうしようもない。その時に横槍を入れてしまうと迷いが生じるし、なにより言い訳のネタを与えてしまう。

「後悔先に立たず」は身をもって知るしかないのである。それを知らないといつまでも後悔ばかりする人間になってしまうのではなかろうか。親同伴での受験が増えるにつれ、そんな思いがどんどん大きくなるのである。

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posted by oyajiman at 2012年02月26日 23:00:00



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