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2011年10月22日

罠マシーンだったRD400

[思い出のマシン]


教習所にはマシンが二種類あり、ひとつはHAWK II、もう一種類がこのRD400だった。ただ、このマシンに当たったのは一回しかなく、そのたった一時間のインプレッションでしかないことは予めお断りしておく。

まずこのマシンに乗る前、教官から「これは2stだから急にドンと来るから気をつけて」みたいなことを言われた。エンジンを始動すると、空冷2st特有のフィンから出るジャランジャランという音が印象的だった。エンジンのフケは速く回転数の落ちは遅い。乗ってみるとHAWK IIより低速からトルクがあるように感じる。

走り出してまず驚いたのがフロントの粘っこさだった。HAWK IIと同じように曲がろうと思っても全く曲がれないのだ。このハンドリングはあのRZにも共通する部分があるように思う。きちんと重心を移動させてやればしっかり曲がるのだが、所謂ハンドルをこじって曲がるということがとてもやりにくいのである。これには本当に焦った。こういうハンドリングはどうしても馴染めず、これ以降なんとなくYAMAHAのマシンを敬遠してしまうようになったんだよなぁ。

次にビックリしたのがエンブレが全く効かないことだ。アクセルを戻しても減速する気配さえ無い。これも思い切り面食らった。このころはまだバイクの挙動が染み付くまでいっていなかったので面食らう程度ですんだのだろうと思っている。というのも、アクセルを戻したときに口から心臓が飛び出るほど驚いたマシンに乗ったことがあるからなのだが、その話はまた後で。

このマシンの罠は、実はここからだったのである。エンブレの効かなさに慌ててフロントブレーキをかけたのだが、これがまた全然効かないのだ。今まで乗ったことのあるマシンの中で、ぶっちぎりに一番効かないブレーキだった。ディスクにオイルでも塗ってあるんじゃないかと思ったくらいなのだ。こりゃまずいと思った俺はかるーくリアブレーキをかけた。かるーくかけたつもりなのにリアタイヤはあっけなくロック。なんでやねん。中でも地獄だったのが急制動。アクセルを戻しても全く減速せず、フロントを目一杯握ってもどうにも止まらない。仕方なくリアブレーキをかけるとちょっと踏んだだけでロックする。マシンの動きにも慣れてきたのに、急制動だけは全部失敗して教官に怒られまくった。「こんなマシンでオマエは止まれんのかヨ(怒)」と思ったのは言うまでもない。

今ふと思い出したのだが、あの頃のマシンは必ずキックペダルがついていて、教習所でマシンを始動させる時はセルを使っちゃダメ。必ずキックペダルで始動させなきゃダメだったんだよな。マシンには必ずセンタースタンドがついていて、マシンを停めるときはセンタースタンドを使わないとダメだったような・・・まぁ今じゃキックペダルやセンタースタンドなんてついていないから、使えって言われても物理的に無理なんだけどねwww


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posted by oyajiman at 2011年10月22日 23:00:00



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