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2011年04月17日

なぜ原発推進学者が懺悔し始めたのか

[東北関東大震災]
twitterで知ったのだが、原発推進学者が次々と懺悔し始めたらしい。

原発推進学者が次々懺悔 「国民に深く陳謝する」 (1/2) : J-CASTニュース

なぜ今更このような懺悔をし始めたのか。当然、政府が福島第1原発事故を国際原子力事故評価尺度(INES)の評価で最悪のレベル7としたことと関連しているはずだ。政府が公式に「大量の放射性物質をばら撒いてしまいますた」と認めた後、楽観的な意見を述べるほどバカではなかったってことだけだ。つまりは自分の保身のためだけでしかないのだろう。そういう人だから御用学者になれるのだ。

そういうことを差し引いても、かなり悲観的な提言のように思える。
「私たちは事故の推移を固唾を飲んで見守ってきた。しかし、事態は次々と悪化し、事故を終息させる見通しが得られていない」
「膨大な放射性物質は圧力容器や格納容器内に拡散・分布し、その一部は環境に放出され、現在も放出され続けている」
「特に懸念されることは溶融炉心が圧力容器を溶かし、格納容器に移り、大量の水素ガスの火災・爆発による格納容器の破壊などによる広範で深刻な放射能汚染の可能性を排除できないことである」
1号機については70%、2号機は30%、3号機は25%の燃料が損傷しているとの発表もあったし、未だに燃料棒は漏出したまんまだ。炉内の水温も大きな変化は見られていない。事態が劇的に改善することはまずないだろう。

それどころか、この御用学者たちが自分たちのために張っている防御線は、より深刻な事態に設定されているのが香ばしく不気味だ。

経済的にもかなり冷え込んでくる感じもするので、これ以上は勘弁して欲しいなぁ。頼むよホント。


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posted by oyajiman at 2011年04月17日 23:00:00



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